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人材開発支援助成金に合うAI研修とは|対象になるカリキュラムの組み方

人材開発支援助成金に合うAI研修とは|対象になるカリキュラムの組み方

AI研修に人材開発支援助成金を使いたい会社が先に手を入れるのは、研修会社選びより、計画届に付ける訓練カリキュラムです。

事業展開等リスキリング支援コースでは、2026年8月3日以降に出す計画届(経過措置あり)では、職務に間接的に必要な内容のDX化の訓練が対象外になり、改正リーフレットは汎用的なプロンプトの作り方を学ぶ生成AIの訓練を対象外の例に挙げています。職務との関連は、雇用契約書や訓練カリキュラムなどで確かめられます。

この記事の要点は3つ

  1. 人材開発支援助成金に合うAI研修は、受講者の職務とAIで変える作業を訓練の目的に書き、時間割と演習をその目的にそろえた研修です。対象になるかは、労働局の審査で要件を満たした場合に決まります
  2. 時間割は、対象外になるコマを除いた実訓練時間数で10時間以上が残るように組みます。概論や操作説明のコマは、除いて数える前提で置きます
  3. 自社の情報を演習の題材にしても通常の事業活動に当たらないとされるのは事業外訓練の場合で、業務改善の指導や事業活動の成果物の創出につながる演習は、この扱いから外れます。演習は、職務の作業の手法を練習するところまでにとどめます

対象になる時間割を組んだうえで、企業規模と受講人数から実質負担の目安を出すなら、料金試算(助成金対応)をご利用ください。

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法人向けにClaude Codeの研修を提供し、助成金の主な候補として事業展開等リスキリング支援コースを案内している側から、AI研修の中身を対象になる形に組む方法に絞って書きます。申請の手続きや、自社の研修が対象になるかの最終的な判定は扱いません。

制度の骨格と2026年8月の改正の全体は、事業展開等リスキリング支援コースの解説で扱っています。この記事は、同じ改正の資料を、カリキュラムの目的・時間割・演習の3か所に置き換えて読みます。

この記事でわかること

  • 人材開発支援助成金の審査で、AI研修のカリキュラムのどこが読まれるか
  • 訓練の目的を、受講者の職務とAIで変える作業の1文で書く方法
  • 対象外のコマを除いても10時間以上が残る時間割の引き方
  • 自社の情報を演習の題材にするときの線引き
  • 改正リーフレットの対象外の例を、時間割の1コマに置き換えた直し方

人材開発支援助成金に合うAI研修とは|計画届に付けるカリキュラムで読まれる

人材開発支援助成金に合うAI研修とは、受講者の職務に必要な専門的な知識と技能を身につける訓練として、目的・時間割・演習が書かれた研修です。研修の名前に「AI」や「DX」が入っているかどうかでは決まりません。

本記事では、生成AIの訓練の対象と対象外の例を厚生労働省が示している、事業展開等リスキリング支援コースの資料で確かめます。厚生労働省の詳細版パンフレット(令和8年8月3日版)p.13は、基本要件として、OFF-JTで行うこと、実訓練時間数が10時間以上であること、3つの類型のいずれかに当てはまることを挙げています。3つの類型のうち、②は企業内のDX化やGX化を進める場合に、関連する業務に従事させる上で必要な専門的な知識と技能を習得させる訓練です。

ファクトボックス|AI研修のカリキュラムに関わる主な要件

項目

内容

確かめた制度

人材開発支援助成金 事業展開等リスキリング支援コース

訓練の要件

OFF-JTで行い、実訓練時間数が10時間以上で、3つの類型のいずれかに当てはまる(詳細版p.13)

生成AIの訓練

職務に間接的に必要なものと、職業人として共通して必要なものは、DX・GX化に関する訓練でも対象外(令和8年8月3日以降に出す計画)(詳細版p.28。改正リーフレットは汎用的なプロンプトの作り方を学ぶ訓練を対象外の例に挙げる)

職務との関連の確かめ方

雇用契約書や訓練カリキュラムなど(詳細版p.28)

出典URL

https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001731978.pdf / https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001731966.pdf

参照日

2026年10月20日

免責

制度の内容は版と年度で変わります。支給の可否は労働局の審査で決まります

対象になるかは、受講者の職務によって変わる

同じパンフレットのp.18は、対象となる訓練を、職務に関連した専門的な知識と技能を習得させる「職務関連訓練」とし、その訓練を受ける労働者の職務によって対象になるかが変わると書いています。申請ごとに判断されるため、同じAI研修でも、会社と受講者が違えば結論が変わります。

p.28は、対象労働者の職務との関連性や、専門的な知識と技能の習得を目的としているかを、雇用契約書や訓練カリキュラムなどで確かめると書いています。追加で資料の提出を求める場合があるとも書かれています。

計画届のカリキュラムに書く項目

p.42は、計画届に付ける訓練カリキュラムや受講案内について、通学制と同時双方向型の通信訓練の場合に分かる必要がある項目を挙げています。

カリキュラムに書く項目(p.42)

この記事で組む章

訓練等の実施目的

組み方1 訓練の目的

実施日時・実訓練時間数

組み方2 時間割

訓練日ごとの実施内容

組み方3 演習の題材

実施場所・受講料(料金体系)・講師名(事業内訓練の場合)

本記事では扱わない

表の右の列は本記事の整理で、厚生労働省の分類ではありません。eラーニングの場合は、実施日時の代わりに契約期間や標準学習時間、進捗を管理できる機能が分かることが求められます。

型D・フロー型。AI研修のカリキュラムが、受講者の職務から順に読まれる流れを左から右へ示す。要素=左端の箱「受講者の職務」(箱の下に小さく「雇用契約書・対象労働者一覧」)→「訓練の目的」→「時間割」(箱の下に小さく「対象外のコマを除いて10時間以上」)→「演習の題材」→右端の箱「職務との関連が読める」。左端の「受講者の職務」の箱を青で強く、途中の3つは白地に青枠。下部に淡いグレーの帯「流れの分け方は本記事の整理。判定は労働局の審査で決まる」。大きな番号は置かない。結論=AI研修のカリキュラムは、受講者の職務から、目的・時間割・演習の題材までが1本の線でつながっているかで読まれます。

AI研修のカリキュラムは、受講者の職務から、目的・時間割・演習の題材までが1本の線でつながっているかで読まれます。

研修の名前ではなく、受講者の職務と、目的・時間割・演習のつながりが、AI研修が対象になるかの材料になります。


組み方1 訓練の目的を書く|受講者の職務と、AIで変える作業を1文にする

訓練の目的は、AI研修のカリキュラムで最初に書く項目です。人材開発支援助成金の審査で職務との関連が読まれる以上、目的の1文に、受講者の職務と、AIで変える作業が入っている必要があります。

改正リーフレットが示す、目的の粒度

厚生労働省の改正リーフレット「令和8年8月3日からの変更点について」(LL080803開企01・1枚)は、判断の観点の1つ目に、特定の職業または職務に必要となる知識・技能を習得するためのものかを挙げています。対象の例は、生成AIを活用して商品提案書の構成案作成、文章生成、修正方法を学ぶ営業担当者向けの訓練です。

理由は、営業担当者の具体的な業務に直結し、そのまま活用できる内容だからとされています。対象外の例は、生成AIを利用するために汎用的なプロンプトの作り方を学ぶ訓練で、特定の業務への具体的な適用を伴わない汎用的な内容だからとされています。

目的の1文に入れる3つ

対象の例を分解すると、「営業担当者」という職務、「商品提案書の構成案作成・文章生成・修正」という作業、「生成AIを活用する」という手法の3つが入っています。この3つで目的を書くのは本記事の整理で、厚生労働省が定めた書式ではありません。

目的の書き方

例

読まれ方

職務も作業も入っていない

全社員が生成AIの基礎を理解し、業務効率化の意識を高める

リーフレットの対象外の例(概念理解)や、詳細版p.28の対象外の例「意識改革研修」に近い

職務だけ入っている

経理担当者が生成AIの使い方を学ぶ

どの作業に使うかが読めず、汎用的な内容と区別しにくい

職務と作業と手法が入っている

経理担当者が、月次の経費データの集計と、前月との差異を説明する文の下書きに生成AIを使う手法を習得する

職務に直結する内容として読める材料がそろう

表の例文は説明のための架空のもので、読まれ方の列は本記事の見立てです。この書き方なら対象になると保証するものではありません。

型A・全体像カード型。訓練の目的の1文に入れる3つの要素を、横に並べず2行の配置で示す。要素=上段の大きなカード「誰の職務か」=雇用契約書と対象労働者一覧に書かれた職務/下段の左のカード「どの作業か」=その職務の中で、AIで変える具体的な作業/下段の右のカード「AIで何をする手法か」=作業に使う生成AIの手法。上段の「誰の職務か」のカードを青で強く、下段の2枚は淡い青。カードの下に小さく「本記事の整理」。大きな番号は置かない。結論=訓練の目的は、誰の職務の、どの作業を、AIでどう変える手法かの3つが入った1文で書きます。

訓練の目的は、誰の職務の、どの作業を、AIでどう変える手法かの3つが入った1文で書きます。

目的に書いた職務と、受講者の名簿を合わせる

改正リーフレットの3つ目の観点は、訓練内容に沿って対象労働者を選定しているかです。リーフレットは、自社のエネルギー使用量のデータからCO₂排出量を計算する手順を学ぶ訓練を例に、算定業務を担当する者なら対象、人事や営業に従事する者なら対象外としています。

AI研修に置き換えると、目的に「営業担当者」と書いた研修に、経理や人事の社員を同じ名簿で加えると、その社員の分は職務との関連が読めなくなります。複数の職務の社員が受けるなら、職務ごとに目的と演習を書き分けるか、研修を分けて計画するのが本記事の考え方です。

目的に書いた職務と、名簿に載せた受講者の職務がそろって、はじめて目的の1文が審査の材料になります。

受講できる社員の要件そのものは、人材開発支援助成金の対象者は?|受講できる社員と外れる5つのケースで扱っています。


組み方2 時間割を引く|対象外のコマを除いて10時間以上を残す

時間割は、AI研修のカリキュラムで、実施日時と実訓練時間数を示す項目です。人材開発支援助成金では、研修の総時間ではなく、対象外の時間を除いた実訓練時間数で10時間以上が要ります。

実訓練時間数は、2つの時点で見られる

詳細版パンフレットp.19は、通学制と同時双方向型の通信訓練では、計画届の提出日の時点と、支給申請書の提出日の時点の実訓練時間数で10時間以上かを判断すると書いています。実訓練時間数とは、総訓練時間数から対象とならない時間数を除いた時間です。

p.28は、対象とならない内容がカリキュラムの一部に含まれる場合も、その時間を実訓練時間数の算定から除き、除いたうえで10時間以上が必要だと書いています。対象外のコマが1つあっても研修の全体が落ちるわけではありませんが、そのコマの分だけ下限に近づきます。

時間の数え方で、除くものと含められるもの

p.29は、内容以外の時間の扱いも定めています。昼食などの食事を伴う休憩と移動の時間は含められず、1回30分以下の小休止は1日あたり累計60分まで、開講式・閉講式・オリエンテーションは1回の計画届あたり累計60分まで含められます。

所定労働時間の外に行った訓練の時間は、実訓練時間数に含まれるかどうかにかかわらず、賃金助成の対象から外れるとも書かれています。研修の日程を夕方以降に置くかどうかも、時間割の段階で決めておきます。

架空の12時間の研修で数える

営業担当者向けに、3時間×4回=12時間のAI研修を組む場合を、架空の時間割で数えます。コマの中身が対象外に当たるかの列は本記事の見立てで、実際の判定は労働局の審査で決まります。

コマの中身

組み替える前

組み替えた後

実訓練時間数の扱い

開講式・オリエンテーション

30分

30分

1回の計画届で累計60分まで含められる(p.29)

生成AIの概要とDXの考え方

90分

0分

リーフレットの対象外の例に近く、除いて数える前提

汎用的なプロンプトの作り方

120分

0分

リーフレットの対象外の例に当たり、除いて数える前提

ツールの画面の操作説明

60分

30分

p.28の操作説明に当たりうるため、除いて数える前提

提案書の構成案作成・文章生成・修正の演習など、職務の作業のコマ

420分

660分

職務に直結する内容として数える見込み

除いて数える時間/残る時間

270分/450分(7時間30分)

30分/690分(11時間30分)

組み替える前は10時間を下回る

組み替える前の時間割は、総時間が12時間あっても、実訓練時間数に入れないコマが4時間30分あるため、残りは7時間30分です。組み替えた後は、操作説明を30分残しても11時間30分が残り、10時間の下限に対して1時間30分の幅があります。

型B・対比型。時間割の数え方の順番を左右に並べる。要素=左「総時間から数える」=12時間で組む→あとで対象外に当たりそうなコマを探す→下限を割ってから気づく/右「残る時間から数える」=除いて数えるコマを先に決める→残りで10時間以上を確かめる→幅を見て日程を決める。右側を青で強く、左側は淡いグレー。左右の間に区切りやラベルは置かず、上に共通の見出し「同じ12時間でも、数える順番で結果が変わる」。大きな番号は置かない。結論=時間割は、除いて数えるコマを先に決め、残る実訓練時間数で10時間以上を確かめてから日程を決めます。

時間割は、除いて数えるコマを先に決め、残る実訓練時間数で10時間以上を確かめてから日程を決めます。

日程を変えるときは変更届が要る

p.19は、訓練開始日の6か月前から1か月前までに計画届を出し、その計画に沿って訓練を行う必要があると書いています。計画の内容が変わるときは変更届を出し、期限までに出さずに変えた部分は助成の対象にならないとされています。

時間割を組み替えるなら、計画届を出す前に済ませておくのが手戻りの少ない順番です。計画届の期限の数え方は、人材開発支援助成金はいつまでに申請?|計画届と支給申請の2つの期限で扱っています。

組み替えた時間割の受講人数と企業規模で実質負担の目安を出すなら、料金試算(助成金対応)が使えます。

料金を試算する(助成金対応) ▶


組み方3 演習の題材を決める|自社の情報は題材までにとどめる

演習の題材は、AI研修のカリキュラムで、訓練日ごとの実施内容に当たる部分です。職務に直結させようとして自社の資料を使うほど、通常の事業活動との線引きに近づきます。

通常の事業活動として外れるもの

詳細版パンフレットp.28は、通常の事業活動として遂行されるものを対象外に挙げ、自社の業務上の情報を題材に取り上げるだけで成果物の創出につながらないものは、事業外訓練の場合に限ってこれに当たらないとしています。研修会社にコマの中身を聞くときの確かめ方は、人材開発支援助成金の対象講座の見分け方で扱っています。

事業外訓練か事業内訓練かで、但し書きの使い方が変わる

p.18によると、教育訓練機関が企画し主催する訓練が事業外訓練、申請する事業主が自ら主催して事業内で集合形式で行う訓練が事業内訓練です。部外の講師を呼んだり社外の会場で行ったりしても、事業主が企画し主催したものは事業内訓練に当たります。

自社の資料を演習の題材にする但し書きは、事業外訓練の場合に限って書かれています。社内で企画したAI研修で自社の資料を題材にするなら、どの扱いになるかを労働局に確かめてから時間割に入れます。

型A・全体像カード型。自社の資料を演習の題材にするときに、p.28の但し書きが使えるかを、誰が企画し主催する訓練かで2つに分けて示す。要素=上段の大きなカード「自社の資料を演習の題材にする」=成果物の創出につながらない題材の使い方/下段の左のカード「事業外訓練」=教育訓練機関が企画し主催する。但し書きが書かれている側/下段の右のカード「事業内訓練」=事業主が企画し主催する。部外の講師や社外の会場でも同じ。但し書きは書かれていないため、労働局に確かめる。下段の左のカードを青で強く、上段と下段の右は淡い青。カードの下に小さく「区分はp.18、但し書きはp.28」。大きな番号は置かない。結論=自社の資料を題材にする但し書きが使えるのは事業外訓練の場合で、社内で企画した研修では労働局に確かめてから時間割に入れます。

自社の資料を題材にする但し書きが使えるのは事業外訓練の場合で、社内で企画した研修では労働局に確かめてから時間割に入れます。

パンフレットの例を、AI研修の演習に置き換える

p.28は、自社の財務諸表を使って財務分析の手法を学ぶ訓練は対象、その分析結果に基づいて経営改善計画を策定する場合は対象外という例を挙げています。同じ線を、AI研修の演習に引き直したのが次の表です。

演習の形

パンフレットの例(p.28)

AI研修に置き換えた例(本記事の見立て)

自社の情報を題材に、手法を学ぶ

自社の財務諸表を使って財務分析の手法を学ぶ(対象)

機密を除いた過去の提案書を題材に、生成AIで構成案を作り直す手法を練習する

学んだ手法で、業務の成果物を仕上げる

分析結果に基づいて経営改善計画を策定する(対象外)

今月の顧客に出す提案書を、研修の時間内に生成AIで仕上げて提出する

右の列は、パンフレットの例の線を当てはめた本記事の見立てです。演習の題材が対象の側に入るかは、事業外訓練か事業内訓練かも含めて、労働局の審査で判断されます。

教材と講師も、演習のコマごとに用意する

p.29は、対象にならない実施方法として、文章や図表で訓練の内容を表した教科書などの教材を使わずに行う講習・演習や、その分野の専門的な知識・技能を持つ講師が行わないものを挙げています。生成AIの画面を見せながら口頭で進めるだけの演習は、教材の要件に当たらないおそれがあります。

p.13は、デジタル機器で文章や数値を入力し、書式やレイアウトを変える程度の初歩的な操作だけの訓練は対象にならないとも書いています。演習のコマは、操作の手順ではなく、職務の作業の手法として教材に書いておきます。

演習の題材と教材を職務の作業でそろえると、操作説明や成果物づくりと区別して読める材料になります。


対象外になりやすいAI研修のコマ|改正リーフレットの例を時間割に置き換える

対象外になりやすいAI研修のコマは、改正リーフレットと詳細版パンフレットp.28の表に挙がる例を、時間割の1コマに置き換えると見つけやすくなります。p.28は、職務に間接的に必要な知識・技能と、職務の種類を問わず職業人として共通して必要なものについて、令和8年8月3日以降に出す計画ではDX・GX化に関する訓練でも対象外になると注記しています。

次の表は、AI研修でよく見かけるコマを、原典の対象外の例に照らして直し方を並べたものです。コマの例と直し方は本記事の見立てで、厚生労働省が示した一覧ではありません。

よくあるコマ

照らす原典の例

直し方

生成AIの歴史・仕組み・DXの概要

リーフレットの観点②「DXの概念、デジタル技術の概要」を学ぶ訓練

職務の作業の例から入る短い導入に縮め、残す時間は除いて数える

汎用的なプロンプトの書き方

リーフレットの観点①の対象外の例

受講者の職務の作業ごとに、AIへの指示を書く演習に置き換える

ツールの導入と画面の操作説明

p.28の「自社の業務で用いる機器・端末等の操作説明」・p.13の初歩的な操作

研修の前の準備に回すか、残す時間は除いて数える

AI活用の心構え・意識づけ

p.28の「意識改革研修」

目的の1文につながらないなら、時間割から外す

社内のAI利用ルールの説明

p.28の「社内制度、組織、人事規則に関する説明」

規則の説明だけのコマにせず、扱う範囲を労働局に確かめる

他社の事例の講演・見学

p.28の時局講演会・見学会・ビジネス交流会など

演習の題材に結びつけるか、時間割から外す

対象外に近いコマを全部消す必要はなく、残すなら実訓練時間数に入れずに置きます。消すか残すかより先に、そのコマが目的の1文に書いた職務の作業につながっているかを見ます。

なお、p.28の8つ目の項目(例:管理職研修・マネジメント研修・リーダーシップ研修)は、人事及び人材育成に関する計画に基づく訓練に限って対象外とされています。管理職向けのAI研修を組むときは、どの類型で計画するかによって扱いが変わる点に注意します。

研修会社に時間割や教材のことを聞く質問の並べ方は、人材開発支援助成金の対象講座の見分け方|研修会社に聞く5つの質問で扱っています。


DAIJOBUの場合|4回×3時間の本編と、条件の形でお伝えしていること

当社のClaude Code研修の本編は、3時間×4回の計12時間です。第3回と第4回は、講義1.5時間とグループワーク1.5時間で組んでいます。

主にご案内している助成制度は、事業展開等リスキリング支援コースです。12時間の本編は、10時間の下限に対して2時間の幅しかないため、除いて数える時間が2時間を超えると下限を割ります。

当社は、2026年8月の改正のあと、営業の場面や資料で、業務に直結する内容なら対象になりうる、という条件の形でお伝えする方針にしています。第1回には全体像の説明も含まれるため、御社の受講者の職務で、どの時間を実訓練時間数に数えるかは、計画届を出す前に確かめていただく必要があります。

当社の研修が対象になるかを、研修会社として保証することはできません。 支給の可否は、受講者の職務・名簿・時間割をもとに、労働局の審査で決まります。

受講人数と企業規模を入れて、要件を満たした場合の実質負担の目安を出すなら、料金試算(助成金対応)をご利用ください。

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この記事で解けないこと|個別の可否・ほかのコース・eラーニングの組み方

この記事は、事業展開等リスキリング支援コースの資料で、AI研修のカリキュラムの組み方を確かめたものです。次のことは扱っていません。

自社の研修が対象になるかの判定

対象になるかは、申請ごとに、受講者の職務とカリキュラムを見て労働局が判断します。本記事の表の見立ては、判定の代わりにはなりません。

ほかのコースの細目と、制度の選び方

人材育成支援コースなど、ほかのコースの要件は本記事では確かめていません。コースの違いは、人材開発支援助成金の制度の全体像|コースの違いと選ぶ順番で扱っています。

中小企業が研修にどの助成金を使うかを先に決めたい場合は、中小企業の研修に使える助成金の選び方で、助成率の差から絞る順番を扱っています。国や自治体のDX人材向けの制度から探す場合は、DX人材育成補助金の探し方で、国・自治体・業界別の探し方を扱っています。

eラーニングを含む研修の組み方

eラーニングは、時間の数え方が標準学習時間に変わり、受講回数の上限も別に付きます。eラーニングを組み合わせる場合は、人材開発支援助成金はeラーニングで使える?|対象の条件と外れる例をご確認ください。


AI研修のカリキュラムと人材開発支援助成金に関するよくある質問

Q. 研修会社の標準のAI研修のカリキュラムを、そのまま計画届に付けられますか

A. 付けること自体はできますが、受講者の職務との関連が読める形になっているかを先に確かめます。 詳細版パンフレットp.28は、職務との関連性を雇用契約書や訓練カリキュラムなどで確かめると書いています。標準のカリキュラムの目的に、御社の受講者の職務と作業が入っていなければ、研修会社と書き方を相談します。

Q. 営業と経理の社員を、同じAI研修で受けさせてもよいですか

A. 同じ研修で計画することはできますが、対象になるかは受講者ごとの職務で判断されます(詳細版p.18)。 改正リーフレットは、同じ訓練でも、受講者の職務によって対象と対象外が分かれる例を示しています。職務ごとに目的と演習を書き分けられないなら、研修を分けて計画します。

Q. AI研修の時間割に、休憩の時間はどこまで入れられますか

A. 1回30分以下の小休止は、1日あたり累計60分まで実訓練時間数に含められます。 詳細版パンフレットp.29によると、昼食などの食事を伴う休憩と移動の時間は含められず、開講式やオリエンテーションは1回の計画届あたり累計60分までです。

Q. 社内のAI利用ルールを説明するコマは、時間に数えられますか

A. 規則を説明するだけのコマは、対象外の例に近いため、時間に数えずに置きます。 詳細版パンフレットp.28は、通常の事業活動の例に、社内制度・組織・人事規則に関する説明を挙げています。職務の作業の演習の中で扱う場合の判断は、労働局に確かめます。


人材開発支援助成金に合うAI研修の組み方|総括表

組む項目

原典で確かめる点

社内で決める中身

1. 訓練の目的

職務関連訓練(p.18)・リーフレットの観点①と③

職務・作業・AIの手法を1文に書き、名簿の職務と合わせる

2. 時間割

実訓練時間数10時間以上(p.19・p.28)・時間の扱い(p.29)

除いて数えるコマを先に決め、残る時間と幅を確かめる

3. 演習の題材

通常の事業活動の但し書き(p.28・事業外訓練に限る)・教材(p.29)

自社の情報は題材までにとどめ、成果物を仕上げない

4. 外れやすいコマ

リーフレットの対象外の例・p.28の表

縮めるか置き換え、残すなら除いて数える

組み方の分け方は本記事の整理で、厚生労働省の手順の一覧ではありません。支給の可否は、申請ごとに労働局が判断します。



まとめ|人材開発支援助成金に合うAI研修は、どう組むのか

人材開発支援助成金に合うAI研修は、受講者の職務とAIで変える作業を目的に書き、時間割と演習の題材をその目的にそろえて組みます。研修の名前ではなく、職務から演習までのつながりが、審査で読まれる材料になります。

AI研修のカリキュラムを組み直すなら、次の3つから始められます。

  1. 今日:AI研修を受けさせたい社員の職務を1つ選び、その職務でAIを使う作業を書き出して、訓練の目的を1文に組む
  2. 今週中:候補の時間割で実訓練時間数に入れないコマを、職務の作業の演習に置き換えられるかを研修会社と相談する
  3. 今週中:演習の題材にする自社の資料を選んで機密を除いた写しを用意し、研修の時間内に仕上げる業務の成果物が入っていないかを確かめる

最後に、社内で自分に問える1問を置きます。御社のAI研修の時間割で、受講者の職務の作業につながらないコマは、合わせて何分ありますか。

  • 人材開発支援助成金に合うAI研修は、受講者の職務とAIで変える作業を訓練の目的に書き、時間割と演習をその目的にそろえた研修です。対象になるかは、労働局の審査で要件を満たした場合に決まります
  • 時間割は、対象外になるコマを除いた実訓練時間数で10時間以上が残るように組みます。概論や操作説明のコマは、除いて数える前提で置きます
  • 自社の情報を演習の題材にしても通常の事業活動に当たらないとされるのは事業外訓練の場合で、業務改善の指導や事業活動の成果物の創出につながる演習は、この扱いから外れます。演習は、職務の作業の手法を練習するところまでにとどめます

組んだ時間割の受講人数と企業規模から、要件を満たした場合の実質負担の目安を出すなら、料金試算(助成金対応)をご利用ください。

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研修の中身と進め方を社内で共有するなら、研修を検討する前に、助成金の確認ポイントを読むもご利用いただけます。

研修を検討する前に、助成金の確認ポイントを読む


出典・注記

  • 厚生労働省「人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)のご案内(詳細版)」令和8年8月3日版 https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001731978.pdf (2026年10月20日参照)。基本要件と3つの類型・初歩的な操作と既存アプリの操作習得の注記はp.13、職務関連訓練と事業内訓練・事業外訓練の区分はp.18、10時間の要件と判断の時点・実訓練時間数の定義・計画届の提出期間と変更届はp.19、対象とならない実施目的と自社の情報を題材にする場合の但し書き・職務との関連の確かめ方はp.28、対象とならない実施方法と時間数の扱い・所定労働時間外の訓練はp.29、計画届に付ける訓練カリキュラムの項目はp.42による。ページは資料に印刷された番号
  • 厚生労働省「令和8年8月3日からの変更点について 人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)改正」(LL080803開企01) https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001731966.pdf (2026年10月20日参照)。DX化・GX化に関する訓練の対象外の明記、判断の3つの観点、生成AIの訓練の対象と対象外の例、対象労働者の選定の例による
  • 厚生労働省「人材開発支援助成金」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html (2026年10月20日参照)
  • 目的の1文の3要素、時間割と演習の置き換え例、対象外になりやすいコマの直し方は、本記事の整理と見立てです。表の時間割と例文は架空のものです
  • 本編の回数と時間、第3回・第4回の時間配分、主にご案内している助成制度、改正後のお伝えの仕方は、当社の自社情報です
  • 制度の内容は版と年度で変わります。本記事は2026年10月20日時点で確認した内容です

この記事について

本記事は、法人向けにClaude Codeの研修を提供するDAIJOBUが、人材開発支援助成金に合うAI研修のカリキュラムの組み方を、厚生労働省の資料に沿って整理したものです。

著者

DAIJOBU株式会社 Claude Code法人研修部 コンテンツ担当 佐藤 雅俊

編集責任者

DAIJOBU株式会社 Claude Code法人研修 事業責任者 石井 雄大

監修

DAIJOBU株式会社 代表取締役 山中 裕貴

公開日

2026年10月24日

最終更新日

2026年10月24日

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