DAIJOBU
資料ダウンロード
メニュー
記事・コラムClaude Code活用術

ChatGPTの法人契約で確かめる5つのこと|プランの選び方

ChatGPTの法人契約で確かめる5つのこと|プランの選び方

社員が個人で契約したChatGPTを経費で精算している会社がChatGPTの法人契約に切り替えるなら、席の単価より先に、持ち主・データの扱い・管理機能・使える機能・契約条件の5つを確かめてからプランを選びます。

選ぶプランは、使う人数と、請求書払いや社員アカウントの自動連携が要るかで、BusinessかEnterpriseかに分かれます。どの業務から使い始めるかが決まっていない場合は、生成AIの活用事例で業務ごとの始め方を先に見ておくと、必要な席の数が見積もれます。

この記事の要点は3つ

  1. ChatGPTの法人契約は、データとアカウントの持ち主が社員ではなく会社になる契約です。法人向けのビジネスデータは、OpenAIの案内では既定でモデルの学習に使われません
  2. 契約の前に確かめるのは、主に持ち主・データの扱い・管理機能・使える機能・契約条件の5つです。5つの分け方は本記事の整理で、OpenAIの公式の分類ではありません
  3. プランは、人数と管理の要件で選びます。OpenAIが2〜200人のチーム向けとするBusinessで足りるか、請求書払い・SCIM・データの保管地域の指定などが要るEnterpriseかで分かれます

ChatGPTを会社で契約したあと、社員が業務で使いこなすまでの研修を検討している方は、自社で使えるヒントを、20の実例から探すからご確認いただけます。

社員が業務でAIを使う手順を研修で教えている側から、情報システムや総務の担当者が契約の前に確かめる点に絞って書きます。管理画面の操作手順や、モデルの性能の比較は扱いません。

この記事でわかること

  • ChatGPTの法人契約と、社員の個人プランを経費で使う形の違い
  • ChatGPTの法人プラン(Business・Enterprise・Edu)で分かれるところ
  • 契約する前に確かめる5つと、それぞれの確かめ先
  • ChatGPTの法人契約の料金と、請求の仕組み
  • 人数と管理の要件から見たプランの選び方

ChatGPTの法人契約とは|データの持ち主が会社になる契約

ChatGPTの法人契約とは、会社がOpenAIと契約し、社員のアカウントを会社のワークスペースにまとめて使う形です。社員が自分で契約した個人プランとの違いは、使えるモデルの数よりも、データとアカウントの持ち主が会社になる点にあります。

個人プランを経費で使う形と、何が違うか

OpenAIの「エンタープライズプライバシー」のページは、Business・Enterprise・Eduなどの法人向けサービスについて、入力と出力のデータの所有権と管理権を顧客に提供すると書いています。誰がアクセスできるかは組織が決め、ワークスペースで使える機能やアプリも管理者が絞れます。

社員が個人のPlusやProを契約し、会社が経費で精算する形では、この管理の側が会社に残りません。アカウントの持ち主は社員本人のままで、会社は誰がどの設定で使っているかを、管理画面のようにまとめて確かめる手段を持ちません。

退職時の扱いも分かれます。法人のワークスペースでは、管理者がメンバーを外すと、その席は所有者が別の人に割り当てられます。個人のアカウントに残った業務の会話やファイルは、本人のアカウントの中に残ります。

ファクトボックス|ChatGPTの法人向けプラン

項目

内容

主な法人向けプラン

ChatGPT Business・ChatGPT Enterprise・ChatGPT Edu。ほかに医療機関向けのChatGPT for Healthcare、米国のK-12教育者向けのChatGPT for Teachersがある

学習の既定

法人向けのビジネスデータは、既定でモデルの学習に使われない。フィードバックなどで共有に明示的に同意した場合は例外

申し込み方

Businessはセルフサービス。EnterpriseとEduは営業部を通す契約プラン

出典URL

https://openai.com/ja-JP/enterprise-privacy/ ・ https://help.openai.com/ja-jp/articles/8792536 ほか(末尾の出典・注記にページごとに掲載)

参照日

2026年10月21日

免責

プランの名前・料金・機能は改定されます。契約前にOpenAIの最新の案内と、契約の画面で確かめてください

学習させない設定の考え方と、社員が入力してよい範囲の決め方は、生成AIに機密情報を入れて大丈夫?で扱っています。この記事は、その手前で、会社がどの契約を選び、契約の前に何を確かめるかに絞ります。


ChatGPTの法人プランの違い|管理機能の深さと契約の結び方

ChatGPTの法人プランは、学習の既定やSAML SSOのような土台は共通で、違いは主に管理機能の深さと契約の結び方に出ます。OpenAIの料金ページの比較表で、2026年10月21日に確かめた範囲を並べます。

3つのプランの位置づけ

プラン

想定する組織

申し込み方

料金の示し方

Business

2〜200人のチーム

セルフサービス。カードで支払う

1ユーザーあたりの月額。席の種類を組み合わせる

Enterprise

大規模に展開する企業

営業部を通す契約

カスタム価格。クレジット制とトークン制がある

Edu

キャンパス全体で使う大学

営業部を通す契約

料金ページに金額の記載なし

EduについてOpenAIは、Enterpriseと同等の管理機能を大学の管理者に提供すると案内しています。医療機関向けのChatGPT for Healthcareと、米国のK-12の教員向けのChatGPT for Teachersもありますが、一般の企業が選ぶ候補は主にBusinessとEnterpriseの2つです。

BusinessとEnterpriseで分かれる管理機能

料金ページの比較表では、次の機能がBusinessにもEnterpriseにも付いています。SAML SSO・管理コンソール・メンバーの一括管理・ドメイン認証・基本的なユーザー分析・アナリティクスダッシュボード・ワークスペースでのプラグインの共有・SOC 2 Type 2です。

一方で、次の機能はEnterpriseの列にだけ付いています。

分かれる機能

何ができるか

必要になる場面

SCIM

社内のID基盤とアカウントの追加・削除を連携する

入社・退職・異動が多く、手作業で席を外すと漏れが出る

ロールベースのアクセス制御・GPTのグループ権限

部署や役割ごとに使える機能を分ける

部署で扱う情報の重さが違う

Compliance API

会話やGPTに関する監査ログを取り出す

監査や社内調査で記録を出す必要がある

IP許可リスト・データレジデンシー

接続元を絞る。データを保管する地域を選ぶ

社外からの接続や、データの所在地に社内規程がある

データレジデンシーは、料金ページでは米国・EU・英国・日本など10の地域が挙げられています。Enterpriseには、このほか拡張されたコンテキストウィンドウ・年中無休の優先サポート・SLA・カスタムの法的条件・請求書による請求が並んでいます。

型C・帯構造型。ChatGPTの法人プランで付く機能を、下から上へ3段に積む帯で示す。要素=下段「BusinessとEnterpriseに共通」/中段「Enterpriseで加わる管理」/上段「Enterpriseで加わる契約」。各段には見出し語だけを置き、機能名は並べない。右にBusiness・Enterpriseの2列を置き、持つ段にチェック、持たない段はグレー枠の○。中段を青で強く、下段と上段は淡い青。大きな番号は置かない。結論=BusinessとEnterpriseは土台が共通で、Enterpriseには管理と契約の層が上に加わります。

BusinessとEnterpriseは土台が共通で、Enterpriseには管理と契約の層が上に加わります。

比較表は機能の有無を示すだけで、自社に必要かどうかは書いてありません。次の章では、その要否を契約の前に社内で確かめる順番に置き換えます。


契約する前に確かめる5つ|持ち主・データ・管理・機能・契約条件

ChatGPTの法人契約で、契約の前に確かめることは、主に持ち主・データの扱い・管理機能・使える機能・契約条件の5つです。

型A・全体像カード型。契約の前に確かめる5つを、カード5枚で示す。要素=カード「1. 持ち主」=確かめ先:社内の決裁者と情報システム/カード「2. データの扱い」=確かめ先:エンタープライズプライバシーのページ/カード「3. 管理機能」=確かめ先:料金ページの比較表/カード「4. 使える機能」=確かめ先:席の種類と利用上限のヘルプ/カード「5. 契約条件」=確かめ先:請求のヘルプと営業部。上段に3枚、下段に2枚。「1. 持ち主」のカードを青で強く、ほかの4枚は淡い青。結論=5つは確かめ先が違うため、担当を分けて並行して確かめられます。

5つは確かめ先が違うため、担当を分けて並行して確かめられます。

1. 持ち主|ワークスペースの所有者を誰にするか

最初に決めるのは、ワークスペースの所有者を誰にするかです。OpenAIのヘルプによると、Businessでは、有料シートの追加・削減・割り当てと、請求の情報の閲覧・管理・解約を行えるのは所有者だけです。

所有者を担当者個人のメールアドレスにした場合、その人が異動や退職をすると、所有者を移すまで、請求と席の操作をほかの人が行えません。ワークスペースを再び有効にする操作も、サブスクリプションに結びついた所有者のメールアドレスでサインインして行います。

ワークスペースを作り直す場合にも注意が要ります。新しく作ったBusinessのワークスペースは、以前のワークスペースのデータを引き継がず、統合もされません。

2. データの扱い|学習・保持期間・会話を見られる人

2つ目は、入力したデータがどう扱われるかです。OpenAIの「エンタープライズプライバシー」のページは、Business・Enterprise・Eduのビジネスデータを、既定ではモデルの学習に使わないとしています。フィードバック機能などで共有に明示的に同意した場合は、共有したデータを学習に使うことがあります。

学習のほかに、保持期間と、会話を見られる人も確かめます。

確かめる点

Business

Enterprise

保持期間

ワークスペース管理者が設定できる

ワークスペース管理者が決められる

社内で会話を見られる人

管理者は、メンバーの会話履歴を閲覧・エクスポート・削除できる

管理者は、Compliance APIで会話やGPTの監査ログにアクセスできる

削除した会話

法令などの例外を除き、30日以内にOpenAIのシステムから削除

法的義務がある場合を除き、30日以内に消去

どちらのプランでも、管理者が会話に触れられる手段があります。社員に「会社の管理下で使う」ことを先に伝えておくと、私的な相談を業務のワークスペースに入れる人が減ります。

社員が入力した個人情報が、学習・保存・共有のどの経路で残るかは、ChatGPTで個人情報はどう扱われる?で経路ごとに整理しています。

GDPRなどへの対応では、BusinessとEnterpriseでデータ処理補遺(DPA)を締結できると案内されています。自社の個人情報の扱いの規程に、委託先との契約書面が要るかどうかは、法務の担当者と確かめます。

3. 管理機能|入退社の手続きを、手作業で回せるか

3つ目は、管理機能が自社の人の出入りに追いつくかです。BusinessでもSAML SSOとメンバーの一括管理は使えますが、社内のID基盤とアカウントを自動で連携するSCIMは、料金ページではEnterpriseの列にだけ付いています。

社員が数十人で、入退社の手続きを情報システムの担当者が手作業で回せるなら、Businessの範囲で足りることがあります。人の出入りが多く、退職者の席を外し忘れると請求も続くため、手作業の漏れが出やすい会社ほどSCIMの要否が重くなります。

4. 使える機能|席の種類と、社内のアプリとのつながり

4つ目は、契約した席で何が使えるかです。Businessには、スタンダードシートとプレミアムシートの2種類があり、プレミアムシートはスタンダードの5倍の利用枠で、5時間単位の利用上限がありません。料金ページでは、常時稼働のエージェントであるdotsは、Businessではプレミアムシートで使える機能として示されています。

席の種類は、1つのワークスペースの中で組み合わせられます。全員をプレミアムにする前に、利用上限に当たる人がどの業務の担当者かを見てから、その人の席だけを上げる順番にできます。

社内のアプリとのつながりも確かめます。料金ページは、BusinessでGoogle Workspace・Slack・GitHub・Microsoft 365などと連携できるとしています。エンタープライズプライバシーのページによると、使えるアプリはワークスペース管理者が管理でき、ChatGPTは組織の既存の権限設定に従い、各社員は使う前に接続先で認証します。

社内の文書がGoogle WorkspaceやMicrosoft 365に集まっている会社は、ChatGPTのほかに、そのサービスに付くAIも候補に入ります。Googleの側はGemini企業向けプランで確かめる5つのことで、Microsoftの側はCopilotの法人利用で確かめる5つのことで、契約の前に確かめる点をまとめています。

5. 契約条件|払い方・法的条件・サポート

5つ目は、契約の結び方が社内の購買の手続きに合うかです。セルフサービスのBusinessはクレジットカードとデビットカードで支払い、請求書払い・銀行振込・発注書は使えません。

請求書払いが社内の決まりになっている会社は、Businessで始められるかを先に経理に確かめます。料金ページでは、請求書による請求、SLA、カスタムの法的条件、年中無休の優先サポートはEnterpriseの項目に並んでいます。

非営利団体は、OpenAI for Nonprofitsを通じて、BusinessかEnterpriseを最大75%の割引で使えると案内されています。割引の対象になるかは、営業チームへの問い合わせで確かめます。

契約したChatGPTを、社員が業務で使う手順まで社内で揃えたい方は、自社で使えるヒントを、20の実例から探すからご確認いただけます。

自社で使えるヒントを、20の実例から探す


ChatGPTの法人契約の料金|金額より先に見る請求の単位

ChatGPTの法人契約の料金は、席の単価よりも、何に対して・いつ・どの払い方で請求されるかで総額が変わります。ここではセルフサービスで申し込めるBusinessの請求の仕組みを、OpenAIのヘルプ「ChatGPT Business での請求とシートの管理」に沿って確かめます。

Businessの席の料金(2026年10月21日参照)

席の種類

年払い(1ユーザーあたり月額)

月払い(1ユーザーあたり月額)

含まれる利用

スタンダードシート

3,050円(ヘルプの表示は20ドル)

3,850円(ヘルプの表示は25ドル)

ChatGPTのChat・Work・Codex。利用上限つき

プレミアムシート

15,250円(ヘルプの表示は100ドル)

19,250円(ヘルプの表示は125ドル)

スタンダードの5倍の利用枠。5時間単位の利用上限なし

円の金額は日本語の料金ページ、ドルの金額はヘルプ「ChatGPT Business での請求とシートの管理」の表示です。税の扱いと実際の請求額は、契約の画面と請求書で確かめます。

料金と席の種類は改定が多く、このヘルプの記事も参照した日の前日に更新されていました。比べるときは、公式ページのURLと確認した日付を社内の稟議資料に残します。

請求は「割り当てた人数」ではなく「買った席の数」にかかる

Businessの請求は、各請求サイクルの開始時に、ワークスペースにあるすべての有料シートに対してかかります。席をメンバーに割り当てているかどうかは問いません。

席を増やすと、残りの期間分が日割りで直ちに請求されます。席を減らす操作は予約になり、次の請求サイクルの開始時にしか反映されません。メンバーをワークスペースから外しても、有料シートの数は自動では減りません。

年払いで増やした席は、その年の契約期間の終わりまで契約に残ります。未使用の席は、適用法令や認められた例外を除き、原則として返金されません。

席の数は、使い始めてから減らすより、少なめに始めて足すほうが無駄が出にくい仕組みです。

払い方と席の上限は、プランの選び方に直結する

セルフサービスのBusinessで使える払い方は、クレジットカードとデビットカードです。請求書払い・銀行振込・発注書・後払いは使えず、ヘルプは、請求書払いが必要な組織にはEnterpriseやEduなどの契約プランを営業部に相談するよう案内しています。

席の数には下限と上限があります。ワークスペースごとに2席以上が必要で、2026年8月24日以降に作られたワークスペースでは、1件のサブスクリプションで有料シートは合計200席までです。より多くの席が要る場合、ヘルプはEnterpriseを検討するよう案内しています。

型D・フロー型。Businessの席が請求に乗るまでの流れを、左から右へ示す。要素=左端の箱「席を買う」(箱の下に小さく「2席以上」)→中央の箱「請求サイクルの開始」(箱の下に小さく「買った席の数で請求」)→右に2本に分かれる矢印で、上「席を増やす」=日割りで直ちに請求、下「席を減らす」=次のサイクルの開始まで反映されない。中央の箱を青で強く、ほかは白地に青枠。大きな番号は置かない。結論=Businessの請求は買った席の数にかかり、増やすと直ちに、減らすと次の請求サイクルから反映されます。

Businessの請求は買った席の数にかかり、増やすと直ちに、減らすと次の請求サイクルから反映されます。


プランの選び方|人数と管理の要件から決める

ChatGPTの法人契約でプランを選ぶときは、機能の多さではなく、5つの確かめで出た社内の要件を、BusinessとEnterpriseのどちらが満たすかで決めます。分かれ目になりやすい要件を並べます。

Businessで始められる会社

次の節に並べる条件に1つも当たらなければ、Businessで始められます。

Businessは席を足すと日割りですぐ請求され、減らす操作は次の請求サイクルまで反映されません。最初は使う部署に絞った席数で始めると、使われない席の請求を抑えられます。当社がAIの導入を支援するときも、全社に一度に配るより、部署単位で先に使い、運用の実績を作ってから全社に広げる順番を勧めています。

Enterpriseを最初から検討する会社

次のどれかに当てはまる会社は、Businessで始めても途中で乗り換えの検討が要るため、最初からEnterpriseの見積もりを取ります。

  • 使う人数が200席を超える見込みがある
  • 請求書払い・発注書による購買が社内の決まりになっている
  • 入退社の連携にSCIMが要る、または部署ごとに使える機能を分けたい
  • 監査のためにCompliance APIで記録を取り出す必要がある
  • データの保管地域や接続元のIPアドレスに、社内規程や取引先との約束がある
型B・対比型。BusinessとEnterpriseを選ぶ条件を、左右の2列で並べる。要素=左列「Businessで始める」=200席までで足りる/カードで支払える/入退社を手作業で回せる/監査ログ・保管地域の指定が要らない。右列「Enterpriseを検討する」=200席を超える見込み/請求書払いが必要/SCIMや部署ごとの権限が要る/監査ログ・保管地域の指定が要る。行ごとに左右を並べ、中央の区切りのラベルは置かない。右列を青で強く、左列は淡い青。大きな番号は置かない。結論=社内の要件が1つでもEnterpriseの列に当たるなら、Businessで始める前にEnterpriseの見積もりを取ります。

社内の要件が1つでもEnterpriseの列に当たるなら、Businessで始める前にEnterpriseの見積もりを取ります。

席の種類は、全員を同じにしなくてよい

Businessを選んだ場合も、全員を同じ席にする必要はありません。スタンダードシートとプレミアムシートは組み合わせられ、2席以上という最小の条件も、両方を1席ずつにして満たせます。

利用上限に当たる人が出たら、未使用のプレミアムシートがあれば追加の請求なしで上げられ、無ければ残りの期間の差額を払って上げます。どの業務で上限に当たったかを記録しておくと、次の更新で席の配分を見直す材料になります。

ChatGPTを契約したあとの社内研修で、部署ごとの使い方を揃えたい方は、自社で使えるヒントを、20の実例から探すからご確認いただけます。

自社で使えるヒントを、20の実例から探す


ChatGPTの法人契約で、この記事で解けないこと

この記事は、OpenAIの公式の案内で確かめられる範囲で、契約の前に確かめる点を整理しました。次の3つは、この記事だけでは決められません。

Enterpriseの金額と、円での請求額

Enterpriseの料金は、料金ページで「カスタム価格設定」とされ、営業チームへの問い合わせで決まります。

自社の規程や法令に照らした判断

データの保管地域・委託先との契約書面・監査ログの要否は、業種の規制や社内規程で変わります。OpenAIの案内は機能があるかどうかを示すだけで、自社にその機能が要るかは、法務や情報システムの担当者が判断します。

公式の案内から確かめられていないこと

Eduの料金と細かな機能、BusinessからEnterpriseへ移るときのデータの扱いは、2026年10月21日に参照した公式ページでは確かめていません。契約の前に、営業部やヘルプで最新の扱いを確かめてください。


ChatGPTの法人契約に関するよくある質問

Q. ChatGPT Businessは、1人だけで契約できますか

A. Businessは、ワークスペースごとに2席以上が必要です。 OpenAIのヘルプによると、スタンダードシートとプレミアムシートを1席ずつ組み合わせても、2席の条件を満たせます。

Q. 使わなくなった席の料金は、返ってきますか

A. 未使用の席は、適用法令や認められた例外を除き、原則として返金されません。 席を減らす操作は予約になり、次の請求サイクルの開始時から反映されます。メンバーを外しただけでは、有料シートの数は減りません。

Q. ChatGPTの法人契約で、データを日本に保管できますか

A. 2026年10月21日時点の料金ページでは、日本を含む10の地域のデータレジデンシーがEnterpriseの機能として示されています。 Businessの列には付いていないため、保管地域の指定が要る場合はEnterpriseで確かめます。

Q. 請求書払いで契約したい場合は、どのプランになりますか

A. 請求書払いが必要な場合は、EnterpriseやEduなどの契約プランを営業部に相談します。 セルフサービスのBusinessはカードでの支払いで、あとから請求書払いに変えることはサポートでもできないとヘルプに書かれています。


ChatGPTの法人契約で確かめる5つ|総括表

確かめること

公式の案内で確かめる点

社内で決める中身

1. 持ち主

請求と席の管理は所有者だけが行える

ワークスペースの所有者を、個人ではなく役割で決める

2. データの扱い

既定で学習に使わない・保持期間・管理者が会話に触れられる手段

社員に、会社の管理下で使うことを先に伝える

3. 管理機能

SAML SSOは共通・SCIMはEnterpriseの列だけ

入退社の手続きを、手作業で回せるか

4. 使える機能

席の2種類・つなげるアプリ・既存の権限に従う

利用上限に当たる人の業務と、つなぐアプリ

5. 契約条件

Businessはカード払い・Enterpriseは請求書・SLA・法的条件

社内の購買の手続きに、どちらが合うか



まとめ|ChatGPTの法人契約で何を確かめ、どのプランを選ぶか

ChatGPTの法人契約は、データとアカウントの持ち主を会社にする契約です。席の単価を比べる前に、持ち主・データの扱い・管理機能・使える機能・契約条件の5つを確かめると、BusinessとEnterpriseのどちらが社内の要件に合うかが決まります。

社内でChatGPTの法人契約を検討しているなら、次の3つから始められます。

  1. 今日:社員が個人で契約しているChatGPTが何人分あり、どの業務に使われているかを経費の精算から探す
  2. 今週中:ワークスペースの所有者を誰の役割にするかと、使い始める部署を決める
  3. 今週中:プランの選び方の章の条件で、Enterpriseの列に当たる要件が社内にあるかを、経理・法務・情報システムと比べる

最後に、社内で自分に問える1問を置きます。御社でChatGPTを使っている社員が明日退職したら、その人の業務の会話とファイルを、会社の側で引き継げますか。

  • ChatGPTの法人契約は、データとアカウントの持ち主が社員ではなく会社になる契約です。法人向けのビジネスデータは、OpenAIの案内では既定でモデルの学習に使われません
  • 契約の前に確かめるのは、主に持ち主・データの扱い・管理機能・使える機能・契約条件の5つです。5つの分け方は本記事の整理で、OpenAIの公式の分類ではありません
  • プランは、人数と管理の要件で選びます。OpenAIが2〜200人のチーム向けとするBusinessで足りるか、請求書払い・SCIM・データの保管地域の指定などが要るEnterpriseかで分かれます

ChatGPTを契約したあと、社員が業務で使いこなすまでの研修を検討している方は、自社で使えるヒントを、20の実例から探すからご確認いただけます。

自社で使えるヒントを、20の実例から探す

AIで業務がどう進むかを画面で見てから決めたい場合は、初回無料体験講座もあります。

無料体験講座を申し込む ▶


出典・注記

  • OpenAI ヘルプ「ChatGPT Business での請求とシートの管理」 https://help.openai.com/ja-jp/articles/8792536 (2026年10月21日参照)。スタンダードシートとプレミアムシートのドルの料金と利用枠、2席以上の条件、200席の上限と適用の開始日、所有者だけが行える操作、席の追加と削減の反映時期、返金の扱い、支払い方法と請求書払いの扱い、ワークスペースの無効化と再有効化、新しいワークスペースがデータを引き継がないことによる
  • OpenAI「プランと料金」 https://chatgpt.com/ja-JP/pricing/ (2026年10月21日参照)。Businessの円の料金と含まれる内容、2〜200名の想定、Enterpriseのカスタム価格と含まれる内容、BusinessとEnterpriseの機能の比較表、データレジデンシーの地域、Eduの位置づけ、非営利団体の割引、支払い方法による
  • OpenAI「エンタープライズプライバシー」 https://openai.com/ja-JP/enterprise-privacy/ (2026年1月8日更新・2026年10月21日参照)。法人向けサービスの一覧、所有権と管理権、学習の既定とフィードバックの例外、BusinessとEnterpriseの保持期間と会話を見られる人、削除した会話の扱い、アプリの管理と既存の権限、DPAの締結、Eduの管理機能による
  • 契約の前に確かめる5つ、プランの選び方の条件の分け方は、本記事の整理です
  • 部署単位で先に使う導入の順番は、当社の自社情報です
  • 料金・席の種類・機能・上限は改定されます。本記事は2026年10月21日時点で確認した内容です

この記事について

本記事は、法人向けにClaude Codeの研修を提供するDAIJOBUが、ChatGPTの法人契約で契約の前に確かめることとプランの選び方を、OpenAIの公式の案内に沿って整理したものです。

著者

DAIJOBU株式会社 Claude Code法人研修部 コンテンツ担当 佐藤 雅俊

編集責任者

DAIJOBU株式会社 Claude Code法人研修 事業責任者 石井 雄大

監修

DAIJOBU株式会社 代表取締役 山中 裕貴

公開日

2026年10月28日

最終更新日

2026年10月28日

記事を読んで、気になったことを

自社での活用について相談する

研修内容や費用、導入の進め方について、担当の石井にご相談いただけます。
ご入力のメールアドレスへご連絡します。日程の指定は不要です。

「ChatGPTの法人契約で確かめる5つのこと|プランの選び方」を読んでのご相談として受け付けます。

入力内容の確認

まずは操作を体験したい方へ 無料体験講座(30分)を見る →