出典=Anthropic Privacy Center「Is my data used for model training?」(2026年8月18日更新)、Claude Code Docs「Data usage」(2026年9月25日参照)。保存期間はClaude Code Docsの記載で、Claude Codeのデータについての値です。チャットのアプリの会話は、既定では削除するまで残ります(Anthropic Privacy Center、2026年7月1日更新)。
②の「契約の管理者」は、Team・Enterpriseでは組織の役割で決まっています。学習にかかわる組織の設定、つまり評価ボタンからのフィードバックの送信を止める設定を持つ役割として、Privacy Centerが挙げるのはPrimary OwnerとOwnerです(Anthropic Privacy Center「Is my data used for model training?」)。Help Centerの役割一覧では、EnterpriseのAdminもこの設定を持ちます。③の側では、標準の役割のうちPrimary Owner・Owner・Adminが、機能や連携を有効にできます(Claude Help Center「Roles and permissions」、2026年9月25日参照)。
A. 学習に使わない設定だけでは、大丈夫とは言えません。 設定で決まるのは入力を学習に使わないことだけで、フィードバックを送った会話の例外は残り、Claude Codeでは会社の契約でも標準30日の保存があります。何を入力してよいかは、線引きで別に決めてください。
Q. 入力してよい情報の線引きは、情シスが1人で決めてもよいですか
A. 線引きは、情報を持つ部門の責任者と一緒に決めることを勧めます。 渡してよいかを判断できるのは、その情報の中身と使い道を知っている側です。情シスは、決まった線を設定と権限に落とす役を持ちます。
Q. 一部の部署で小さく試す段階でも、3つとも決める必要がありますか
A. 3つとも決めますが、試す範囲に合わせて小さく決めてかまいません。 たとえば「試す部署の公開済みの資料だけを渡す」と線を引けば、契約と権限もその範囲で選べます。範囲を広げるときに、表の「見直すきっかけ」から決め直します。
Q. Claude Codeで間違えた操作は、あとから元に戻せますか
A. Claudeがファイル編集ツールで変えたファイルは、チェックポイントから戻せます。 Bashコマンドで変えたファイル、多くのサブエージェントの編集、Claude Codeの外での変更は、公式の制限事項で対象外とされています。戻せない操作は、実行前に人が確認する設定にするか、権限を渡さないかで決めてください。
Q. 決めた3つは、どのくらいの間隔で見直せばよいですか
A. 見直しは、間隔よりきっかけで決めることを勧めます。 プランを変えるとき、ツールを新しくつなぐとき、扱う情報の種類が増えたときが目安です。AnthropicのPrivacy Centerの記事には更新日が載っているため、規約や仕様の変更もあわせて確かめられます。
Q. 3つを決めれば、Claudeは安全に使えますか
A. 3つを決めても、安全が保証されるわけではありません。 3つは事故の起き方を減らす決めごとで、読ませた資料に仕込まれた指示や、会社の契約の外での利用には別の対策が要ります。残る範囲は「この記事で解けないこと」の章に分けて示しました。
Claudeのセキュリティ対策|総括表
論点
押さえるところ
3つの決めごと
入力してよい情報の線引き/学習に使わない設定/権限の範囲
決める順番
線引き → 学習に使わない設定 → 権限の範囲。前の段の答えを次の段が受け取る
線引きが及ぶ場所
貼り付ける情報・つないだ先で読める情報・起動したフォルダの中の情報
線引きを決める人
情報を持つ部門の責任者と、情報管理の担当
学習に使わない設定
会社の契約は既定で学習に使わない。個人向けプランは利用者が設定で選ぶ
設定の後に残るもの
フィードバックの例外と、Claude Codeでは会社の契約でも標準30日の保存
権限の範囲
戻せない操作から先に決める。チェックポイントの対象はClaudeのファイル編集ツールの変更だけ
Claude Codeの最初の権限の状態
プランと起動方法で変わる。管理設定で auto mode を外すと、auto mode を使わない形に会社としてそろえられる
Anthropic Privacy Center「Is my data used for model training?」 https://privacy.claude.com/en/articles/7996868-is-my-data-used-for-model-training (2026年8月18日更新の版・2026年9月25日参照)。商用製品の既定の扱いと、フィードバックの例外・保管期間、評価ボタンからの送信を止める設定を持つ役割はこのページによる
Anthropic Privacy Center「How do I change my model improvement privacy settings?」 https://privacy.claude.com/en/articles/12109829-how-do-i-change-my-model-improvement-privacy-settings (2026年8月3日更新の版・2026年9月25日参照)。個人向けプランの設定の場所はこのページによる
Anthropic Privacy Center「How long do you store my data?」 https://privacy.claude.com/en/articles/10023548-how-long-do-you-store-my-data 、同「How long do you store my organization's data?」 https://privacy.claude.com/en/articles/7996866-how-long-do-you-store-my-organization-s-data (いずれも2026年7月1日更新の版・2026年9月25日参照)。チャットのアプリの会話が削除するまで残ることは、これらのページによる
Claude Code Docs「Data usage」 https://code.claude.com/docs/en/data-usage (2026年9月25日参照)。Claude Codeの保存期間、/feedback の保管期間、手元のPCに残る会話の記録はこのページによる。デスクトップアプリなどで始めた会話の記録は、既定で30日の期限の対象外とされています
Claude Code Docs「Checkpointing」 https://code.claude.com/docs/en/checkpointing (2026年9月25日参照)。巻き戻しの範囲は同ページの Limitations による
Claude Code Docs「Choose a permission mode」 https://code.claude.com/docs/en/permission-modes (2026年9月25日参照)。最初に始まるモード、管理設定とVS Code拡張の設定の効く順番は同ページによる。auto mode が最初のモードになるのは、macOS・Linux・WSL で v2.1.228 以降、Windows ネイティブで v2.1.233 以降とされています
Claude Code Docs「Configure permissions」 https://code.claude.com/docs/en/permissions 、同「Security」 https://code.claude.com/docs/en/security (いずれも2026年9月25日参照)
Claude Help Center「Roles and permissions」 https://support.claude.com/en/articles/9267276-roles-and-permissions (2026年9月25日参照)