社員の学びを移動なしで始めたいなら、生成AIで何ができるかを知り他社の使い方を集める段階の生成AIセミナーは、オンラインで十分に役立ちます。
ただし、演習で画面の詰まりを直す場面、社内ルールを話し合う場面、決める人がそろって次の担当を決める場面では、対面か少人数のほうが進みやすい傾向があります。形式の差が出るのは、聞く時間ではなく、直す時間と決める時間だからです。
この記事の要点は3つ
- 生成AIセミナーは、概要の理解と事例の収集が目的なら、オンラインでも学べる中身は対面と大きく変わりません。移動がなく、複数の回を比べやすい点はオンラインの利点です
- 対面や少人数と分かれるのは、主に演習の詰まりを直す・社内ルールを話す・決める人がそろって担当を決めるの3つの場面です。3つの分け方は本記事の整理です
- オンラインの回は、申込ページで配信の形式・質問と画面共有の方法・終了後に残るものの3つを確かめます。決める時間は、終了後の30分を先に予定に入れて補います
少人数のオンラインで、AIの活用例を先に見ておきたい方は、初回無料体験講座(無料・30分・オンライン)を申し込むからお申し込みいただけます。
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法人向けにAIの研修を提供している側から、生成AIセミナーをオンラインで受けるか対面で受けるかの判断に絞って書きます。セミナー全般の選び方はaiセミナーの選び方で扱っているため、この記事では受ける形式の違いだけを扱います。社内で対面研修をすでに決めている会社には当てはまりません。
この記事でわかること
- 生成AIセミナーをオンラインで受けて十分な目的と、その理由
- オンラインと対面で進み方が分かれる3つの場面と、オンラインで補う工夫
- オンライン開催の回を見分けるために、申込ページで確かめる3つの記載
- この記事で扱わないこと
生成AIセミナーはオンラインで十分か|聞いて知る段階なら形式の差は小さい
生成AIセミナーは、目的が「生成AIで何ができるかを知る」「他社の使い方を集める」なら、オンラインで十分です。この段階の中身は、講師の説明と画面の実演を見ることが中心で、見る場所が会場でも自席でも、受け取る情報はほとんど変わりません。
オンライン開催で得やすいもの
オンラインの生成AIセミナーには、対面にはない利点があります。主なものは次の4つです。
- 移動の時間がかからない:1時間の回なら、業務の合間の1時間で参加できます
- 複数の回を比べやすい:主催者の違う回を同じ週に数本聞くと、説明の深さの差が見えます
- チャットで質問しやすい:大人数の会場で手を挙げにくい質問も、文字なら出しやすくなります
- 資料や録画が残る回がある:聞き逃した部分を後から見直せます。残るかどうかは回ごとに違います
移動がないぶん、参加の判断を上司に上げる負担も軽くなります。生成AIをまず知る段階では、この手軽さが、社内の誰かが最初の1本を聞くきっかけになります。
形式の差が出るのは、聞く時間ではなく直す時間
一方で、セミナーの時間は「聞く」だけでできていません。本記事では、生成AIセミナーの時間を、知る・試す・直す・決めるの4つの段階に分けて考えます。4つ目の決めるには、社内ルールを話し合うことと、次の担当を決めることの両方を含めます。

オンラインと対面の差が出るのは、知る時間ではなく、詰まりを直す時間と決める時間です。
知ると試すは、画面越しでも進みます。直すと決めるは、相手の画面や表情が見えない分、オンラインでは時間がかかりやすくなります。社内ルールの話も、この決める時間に入ります。4つの分け方は本記事の整理で、どのセミナーにも4つが全部入っているわけではありません。
生成AIセミナーで形式を選ぶときは、その回の時間のうち、詰まりを直す時間と決める時間がどれだけあるかを先に見ます。
当社の法人研修でも、第3回と第4回は、3時間を講義1.5時間とグループワーク1.5時間に分けています。申込ページの時間割に、聞く時間と、手を動かして話し合う時間が分けて書かれていれば、形式を選ぶ材料になります。
なお、形式より先に効くのは、題材が自分の業務かどうかと人数です。この考え方はセミナー全般の選び方の記事でも扱っているため、ここでは繰り返しません。
対面と分かれる3つの場面|詰まりを直す・ルールを話す・決める
生成AIセミナーで、オンラインと対面の進み方が分かれるのは、主に次の3つの場面です。どの場面も、オンラインでは成り立たないという意味ではなく、同じ時間で進む量に差が出やすいという意味です。
1. 演習で、自分の画面の詰まりを直すとき
1つ目は、参加者が自分のAIを操作する演習で、思いどおりに動かない箇所を直す場面です。対面なら、講師や隣の人が画面をのぞいて、どこで止まっているかを数秒で見つけられます。
オンラインでは、詰まった人が自分の状況を言葉で説明する必要があります。生成AIを使い始めたばかりの人ほど、何が起きているかを言葉にしにくく、質問できないまま次の説明に進んでしまいます。
画面共有で個別に見てもらえる回なら、この差は小さくなります。大人数の配信で、質問がチャットだけの回では、演習の詰まりは持ち帰りになりやすいと考えておきます。
2. 社内ルールや、入れてよい情報の線を話すとき
2つ目は、生成AIに入れてよい情報や、社内での使い方のルールを話し合う場面です。社外の参加者もいるオンラインの回では、自社の事情を具体的に話しにくく、議論が一般論で終わりがちです。
ルールの話は、参加者どうしが「うちではこの資料はどうか」と具体例を出し合って進みます。対面や、社内の人だけの少人数の場のほうが、こうした具体例を出しやすくなります。
3. 決める人がそろって、次の担当を決めるとき
3つ目は、セミナーの終わりに、どの業務から試すか、誰が担当するかを決める場面です。決めるには、決裁できる人と実際に作業する人が、同じ話を聞いたうえで話し合う必要があります。
オンラインで別々の場所から聞いた場合、終わった瞬間に各自の業務に戻り、話し合う時間が取られないまま散会しやすくなります。対面なら、終了後の数分で「では来週これを試そう」と決める流れが生まれやすくなります。

オンラインで進みにくいのは、相手の画面と表情を見ながら直す場面と、同じ部屋で決める場面です。
3つの場面を、オンラインで補う工夫
3つの場面があるからといって、オンラインを避ける必要はありません。補う工夫は、場面ごとに1つずつあります。
演習の詰まりには、少人数に分かれて画面を共有できる回を選びます。人数が少ないほど、講師が一人ひとりの画面を見る時間が増えます。あわせて、試したい操作を参加前に1つ決めておきます。何を試すかが決まっていると、詰まったときに聞くことがはっきりし、チャットでも質問を短く書けます。
ルールの話は、社外のセミナーではなく、参加後に社内だけで集まる場に回します。決める話は、決める人が同じ回に参加するか、次に書く終了後の時間で補います。

3つの場面は、少人数の回を選ぶことと、決める部分を社内の集まりに回すことで補えます。
終了後の30分を、申し込むときに予定に入れる
オンラインの回は、終わった瞬間に各自の業務へ戻れるため、決める話をしないまま散会しやすくなります。そこで、申し込む時点で、終了後の30分を社内の参加者と決める人の予定に入れておきます。集まりで決めるのは、試す業務を1つと、その担当の2つで足ります。決める人が同席できないときの送り出し方は、AIセミナーの選び方|無料と有料の前に見る3つの基準の2つ目の基準で扱っています。

複数人で参加するなら、聞くのは各自の席から、決めるのは社内の集まりで行うと、試す業務と担当まで決まります。
演習の場ではありませんが、当社の初回無料体験講座も、30分・オンライン・最大5名の形で開いています。社内での運用事例の一部を紹介し、取り入れ方の疑問や課題をうかがう場です。
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オンライン開催の回を見分ける|申込ページで確かめる3つの記載
オンラインの生成AIセミナーを選ぶときは、題名より申込ページの記載で中身を見分けます。同じ「生成AI入門」という題名でも、聞くだけの配信と、画面を見てもらえる少人数の回があるためです。主催者の種類と無料で開ける理由は、セミナー全般の選び方の記事で扱っているため、ここでは候補が見つかったあとに何を確かめるかに絞ります。
申込ページで確かめる記載
候補の回が見つかったら、申込ページで次の3つが書かれているかを見ます。3つはオンライン開催に特有の項目を選んだ本記事の整理で、書かれていない項目は主催者に問い合わせて確かめます。
確かめる記載 | 書かれていると分かること | 書かれていないとき |
|---|
配信の形式 | ライブ配信か、録画の配信か、会場とのハイブリッドか | 当日質問できるかが分からない |
質問と画面共有の方法 | チャットだけか、画面共有で個別に見てもらえるか | 演習で詰まったときの扱いが分からない |
終了後に残るもの | 資料の配布や録画の公開があるか、期間はいつまでか | 聞き逃した部分を見直せない場合がある |
1つ目の配信の形式で、ライブ配信と録画の配信のどちらが続けやすいかは、AI講座はオンラインで続く?|録画型とライブ型を分ける3点で扱っています。セミナーを1回聞く場合と、講座を何回か続けて受ける場合では、見るべき点が変わります。
演習があるか、当日までに何を準備するかは、生成AIセミナーは初心者でも大丈夫?|最初に選ぶ内容と準備で扱っています。生成AIへの指示の書き方を練習したい場合は、AIプロンプトセミナーで何が身につく?|業務で使い続ける3条件に、業務で使い続けるための条件をまとめています。
オンラインの生成AIセミナーは、題名ではなく、配信の形式・質問と画面共有の方法・終了後に残るものの3つの記載で中身を見分けます。
申込前に、社内の参加ルールを確かめる
オンラインの回は自席から気軽に参加できる分、参加のルールを決めないまま申し込む社員も出ます。業務時間中の参加の扱いや、社外のサービスに会社のメールアドレスで登録してよいかは、申し込む前に上司や担当部署に確かめます。
生成AIの無料セミナーでも、見分け方は同じです。無料の回でどこまで学べ、有料にいつ移るかの目安は、AI無料セミナーはどこまで学べる?|無料で身につく範囲と有料に移る目安で扱っています。
この記事で解けないこと|個々の回の質・通信環境・社内ルールの中身
この記事は、生成AIセミナーをオンラインで受けるか対面で受けるかの判断に絞っています。次の3つは扱いません。
個々のセミナーの質
同じオンラインの回でも、講師の説明の分かりやすさや、演習の作り込みは回ごとに違います。この記事の3つの場面と3つの記載は、申込前に中身を見分けるための目安で、個々の回の質を保証するものではありません。
通信環境や配信ツールの設定
参加に使う配信ツールの設定や、社内のネットワークで外部の配信が見られるかは、会社の情報システムの設定で変わります。参加前に、主催者の案内と社内の担当部署に確かめてください。
社内ルールの中身
生成AIに入れてよい情報の線や、社外のサービスに登録してよいかの基準は、会社ごとに決めるものです。線の引き方は生成AI社内ルールのサンプル|禁止事項リストにしない4層のガイドラインで扱っています。
生成AIセミナーのオンライン参加に関するよくある質問
Q. オンラインの生成AIセミナーでは、カメラをオンにしたほうがよいですか
A. カメラの扱いは、主催者の案内に従います。 少人数で演習がある回では、表情が見えると講師が詰まりに気づきやすいため、オンにするよう案内されることがあります。大人数の配信では、オフのまま視聴する前提の回も多くあります。
Q. 会場の回とオンラインの回で、内容は同じですか
A. 同じ主催者の同じ題名でも、内容が同じとは限りません。 会場の回だけに演習や質疑の時間がある場合や、オンラインの回が録画の配信である場合があります。申込ページで、配信の形式と演習の有無を見比べてください。
Q. 参加していない社員には、オンラインセミナーの内容をどう伝えればよいですか
A. 聞いた内容の要約より、自社で試す業務と担当を伝えます。 要約だけでは、聞いていない人にとって伝聞の話になりやすいためです。資料や録画を社内で共有してよいかは、主催者の利用条件を先に確かめてください。
Q. 通信が切れて途中を聞き逃したら、どうすればよいですか
A. 録画や資料が後から公開されるかを、申込ページか主催者の案内で確かめます。 公開がない回では、聞き逃した部分を質問の時間やアンケートで主催者に聞く方法があります。大事な回は、有線の回線や電源の近い席など、通信が安定する場所から参加します。
生成AIセミナーをオンラインで受けるとき|総括表
判断すること | オンラインで十分な場合 | 対面や少人数を考える場合 |
|---|
目的 | 生成AIで何ができるかを知る・事例を集める | 自分の業務で試し、詰まりを直す |
演習 | 実演を見るだけ、または画面共有で個別に見てもらえる | 大人数の配信で、質問がチャットだけ |
社内ルール | 一般的な注意点を知れば足りる | 自社の情報の線を具体的に話したい |
次の担当 | 終了後の30分を社内で押さえてある | 決める人と作業する人が同じ場で決めたい |
4つの段階・3つの場面・3つの記載の分け方は本記事の整理で、セミナーの形式を分ける公的な基準ではありません。
まとめ|生成AIセミナーはオンラインで十分か
生成AIセミナーは、生成AIで何ができるかを知り、事例を集める段階なら、オンラインで十分です。演習の詰まりを直す・社内ルールを話す・次の担当を決めるの3つの場面だけ、少人数の回を選ぶか、社内で集まる時間を足して補います。
オンラインの回を社内の学びに使うなら、次の3つから始められます。
- 今日:生成AIの無料セミナーを2〜3本探し、申込ページの3つの記載を比べる
- 今週中:申し込む回を1つ決め、時間割から詰まりを直す時間と決める時間を確かめる
- 今週中:終了後の30分を、社内の参加者と決める人の予定に入れる
最後に、社内で自分に問える1問を置きます。次に申し込む回の時間割のうち、詰まりを直す時間と決める時間がどれだけあるかを、申し込む前に言えますか。
- 生成AIセミナーは、概要の理解と事例の収集が目的なら、オンラインでも学べる中身は対面と大きく変わりません。移動がなく、複数の回を比べやすい点はオンラインの利点です
- 対面や少人数と分かれるのは、主に演習の詰まりを直す・社内ルールを話す・決める人がそろって担当を決めるの3つの場面です。3つの分け方は本記事の整理です
- オンラインの回は、申込ページで配信の形式・質問と画面共有の方法・終了後に残るものの3つを確かめます。決める時間は、終了後の30分を先に予定に入れて補います
少人数のオンラインで、AIの活用例と取り入れ方の疑問を相談したい方は、初回無料体験講座(無料・30分・オンライン)を申し込むからお申し込みいただけます。
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出典・注記
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- 知る・試す・直す・決めるの4つの段階、オンラインと対面で分かれる3つの場面、申込ページで確かめる3つの記載は、本記事の整理です。セミナーの形式を分ける公的な基準ではありません
- 法人研修の第3回・第4回を講義1.5時間とグループワーク1.5時間に分けていることは、DAIJOBUの研修カリキュラムにもとづく当社の自社情報です
- 初回無料体験講座の形式(30分・オンライン・最大5名)と内容(社内運用事例の一部紹介・課題のヒアリング)は、当社の自社情報です
- 個々のセミナーの形式・定員・資料の扱いは主催者ごとに異なります。最新の内容は各主催者の申込ページでご確認ください
- ※本記事は2026年10月19日時点の情報にもとづきます
この記事について
本記事は、法人向けにClaude Codeの研修を提供するDAIJOBUが、生成AIセミナーをオンラインで受けるか対面で受けるかの判断を、研修を提供する立場から整理したものです。
著者 | DAIJOBU株式会社 Claude Code法人研修部 コンテンツ担当 佐藤 雅俊 |
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編集責任者 | DAIJOBU株式会社 Claude Code法人研修 事業責任者 石井 雄大 |
監修 | DAIJOBU株式会社 代表取締役 山中 裕貴 |
公開日 | 2026年10月22日 |
最終更新日 | 2026年10月22日 |
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