Claudeできることを一覧で調べて社内での案内を決めたいなら、機能の名前を並べる前に、返してほしいものが答えか、仕上がったファイルか、手元のフォルダに積み上がる作業かで分けると整理できます。

チャット・Cowork・Claude Codeの3つはこの違いに対応していて、どれを使えるかは契約のプランと、会社の管理者の設定で決まります。

この記事の要点は3つ

  1. Claudeできることは、チャットで答えや下書きを受け取る、Coworkで目的を渡して仕上がったファイルを受け取る、Claude Codeで手元のフォルダに指示と手順を積み上げて開発や自動化まで進める、の3つに分けられます。分け目は画面の名前ではなく、返してほしいものです
  2. Pro・Maxでは、チャットとCoworkを1つの会話にまとめる新しい画面が順に配られています。Team・Enterpriseは今の分け方のままで、どちらの画面でも、何を返してほしいかで頼み方を選ぶ点は変わりません
  3. Coworkは有料プランだけで使え、Team・Enterpriseでは、Coworkを使わせるか・クラウドで動かすか・承認をどこまで省かせるかを管理者が組織の設定で決めます。社員に案内する前に、今の設定値を確かめます

Claude Codeを社内の入口にする場合の進め方は、サービス資料(無料・PDF)をダウンロードするからご確認いただけます。

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研修でも社内でも、Claudeの使い方を教える入口をClaude Codeに絞っている研修運営の側から書きます。対象は社員にClaudeの使い方を案内する立場の会社で、APIを使って自社のサービスに組み込む使い方は扱いません。

Claude Codeそのものの説明と、使い始めにつまずく壁は、Claude Codeとは?できること・料金・つまずく壁で扱っています。この記事は、Claude全体の3つの使い方の分け目と、会社で使う前に管理者が見る設定に絞ります。

この記事でわかること

  • Claudeの3つの使い方で、返ってくるものと作業する場所がどう違うか
  • Pro・Maxで進んでいる、チャットとCoworkを1つにする画面の変更
  • 頼みたい仕事1件ごとに入口を決める3つの問い
  • Team・Enterpriseの管理者が、社員に案内する前に確かめる4つの設定

目次

  1. Claudeできること|3つの使い方は「返してほしいもの」で分かれる
  2. チャットでできること|答えと下書きを会話で受け取る
  3. Coworkでできること|目的を渡すと、ファイルとアプリをまたいで仕上げる
  4. ClaudeのチャットとCoworkは1つになりつつある|Pro・Maxから順に
  5. Claude Codeでできること|手元のフォルダに指示と手順を積み上げる
  6. 研修運営の判断|教える入口をClaude Codeに絞った理由と、その前提
  7. Claudeの使い分け|3つの問いで入口を1つに決める
  8. 会社でClaudeを使う前の設定|Team・Enterpriseで管理者が見る4項目
  9. この記事で解けないこと|画面の切り替わる時期・料金・部署ごとの使い道
  10. Claudeの使い方に関するよくある質問
  11. Claudeの3つの使い方|総括表
  12. あわせて読みたい
  13. まとめ|Claudeできることを、どの使い方で受け取るか

Claudeできること|3つの使い方は「返してほしいもの」で分かれる

Claudeできることは、Anthropicの公式のページで、使い方ごとに案内されています。チャット・Cowork・Claude Codeの3つで、料金ページはTeamプランの項目に「Claude Code and Claude Cowork」と並べて書いています。

3つはどれもAnthropicのClaudeですが、頼んだあとに返ってくるものと、作業が進む場所が違います。違いを先に押さえると、社員に「どれを開けばよいか」を1文で案内できます。

ファクトボックス|Claudeの3つの使い方の基本情報

項目

内容

提供元

Anthropic

3つの使い方

チャット/Cowork/Claude Code

チャット

無料プランから使える。Web・デスクトップ・モバイルで会話し、Web検索・ファイルの作成・コードの実行もできる

Cowork

有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)だけで使える。デスクトップアプリは有料プランすべて、WebとモバイルはPro・Max・Team。Enterpriseは管理者が有効にした場合

Claude Code

Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれかのプランか、Console(API)のアカウントが要る。Enterpriseは席の種類による。ターミナル・IDE・デスクトップアプリ・Webで使える

画面の変更

Pro・Maxでは、チャットとCoworkを1つの会話にまとめる新しい画面を順に配っている。Team・Enterpriseは分けたまま

出典URL

https://claude.com/pricing / https://support.claude.com/en/articles/13345190-get-started-with-cowork / https://code.claude.com/docs/ja/overview ほか(末尾の出典・注記にページごとに掲載)

参照日

2026年10月5日

免責

機能・提供範囲・プランは改定されます。社員に案内する前に、公式の最新の案内をご確認ください

返ってくるものと、作業する場所の違い

使い方

返ってくるもの

作業が進む場所

チャット

会話の中の答え・下書き・作ったファイル

会話の画面の中

Cowork

体裁の整った文書・整理されたファイル・まとめた調査

Anthropicのサーバーの隔離された環境(Pro・Max、またはクラウドでの実行が有効な組織)。手元のファイルにはデスクトップアプリを通して届く

Claude Code

手元のフォルダで編集・作成されたファイルと、コマンドの実行結果

起動したフォルダ。Webで使う場合はクラウドの環境

表の中身は、各使い方の公式の説明を、返ってくるものと場所の2点に絞って並べたものです。Claudeの3つの使い方は、同じClaudeでも、返ってくるものと作業が進む場所で分かれます。

型A・全体像カード型。Claudeの3つの使い方に向く頼み方を、3枚のカードを上から縦に並べ、右に縦長の結論カード(K3)を置く。要素=カード1「チャット」=向く頼み方「相談しながら考えを進める」/例「提案の論点を一緒に洗い出す」。カード2「Cowork」=向く頼み方「目的を渡して離れる」/例「名刺の画像と議事録から報告書を1本作る」。カード3「Claude Code」=向く頼み方「同じ手順を自社のフォルダで何度も回す」/例「毎週の数字を同じ形でまとめる」。3枚とも同じ強さの青。各カードの下段「例」は白地に青枠で分ける。大きな番号は置かない。結論=相談して考えるならチャット、目的を渡して離れるならCowork、同じ手順を自社のフォルダで回すならClaude Codeが向いています。

相談して考えるならチャット、目的を渡して離れるならCowork、同じ手順を自社のフォルダで回すならClaude Codeが向いています。

料金ページは、3つのほかにも機能を並べている

料金ページは有料プランの項目に、プロジェクト、Claude in ChromeとMicrosoft 365、Claude Design・Slides・Docsなども並べています。本記事では、これらを3つの使い方と併用する機能として扱い、個別の説明は省きます。


チャットでできること|答えと下書きを会話で受け取る

Claudeのチャットでできることは、会話の中で答え・下書き・ファイルを受け取ることです。料金ページは無料プランの中身として、Web・デスクトップ・モバイルでのチャット、Web検索、ファイルの作成とコードの実行、会話をまたいだメモリ、アプリやツールとの接続、Artifactsの作成を挙げています。

無料プランでどこまで触れるかと、Claude Codeが無料プランに含まれない点は、クロードコードは無料で使える?|無料プランの範囲と会社で試す方法で扱っています。

チャットが向くのは、1回のやり取りで考えを進める仕事

チャットが向くのは、相談しながら論点を整理する、文章の下書きを何案か出させる、資料を読ませて要点を聞く、といった仕事です。返ってきた答えを読み、次に何を聞くかを人が決めながら進めます。

答えを受け取ったあとで、資料に貼る・相手に送る・決まった場所に保存するのは人の手に残ります。答えが返るAIと作業を終えるAIの違いは、冒頭で挙げた「Claude Codeとは?」の記事で詳しく扱っているため、ここでは繰り返しません。

チャットは、答えを受け取り、次の一手を人が決める使い方です。

社内での使いどころは、考える時間を短くする場面

社内で最初にチャットを渡す相手は、文章を書く量が多い人と、判断の材料を集める人です。前者は下書きの往復が減り、後者は資料を読む時間が減ります。

一方で、毎月同じ形で作る資料をチャットで頼むと、毎回の手順と前提を会話で説明し直すことになります。同じ手順を何度も回す仕事は、後の章のClaude Codeの側で考えます。


Coworkでできること|目的を渡すと、ファイルとアプリをまたいで仕上げる

Claude Coworkでできることは、目的を伝えて任せ、仕上がった成果物を受け取ることです。公式ヘルプは、CoworkがClaude Codeと同じエージェントの仕組みを、ターミナルを使わずに動かすものだと説明しています。

使い方の例として公式ヘルプが挙げるのは、目的を伝えて席を外し、戻ると体裁の整った文書や整理されたファイル、まとめた調査が届いている形です。チャットのように1問ずつ答えを受け取るのではなく、手順の多い作業を引き受けます。

Pro・Maxとクラウド実行が有効な組織では、Coworkの作業はクラウドで進む

公式ヘルプによると、Pro・Maxと、クラウドでの実行を有効にした組織では、Coworkの作業はAnthropicのサーバーの隔離された環境で動き(ベータ)、セッションとファイルはClaudeのアカウントに保存されます。ノートPCを閉じても作業は続き、別の端末から同じセッションを開けます。

手元のPCのファイルやブラウザ、PCの画面の操作が要る作業は、そのPCでClaudeのデスクトップアプリを開き、接続している間だけ届きます。

Pro・Maxでは2026年10月6日から、新しく始めるCoworkの作業がクラウドで動き、設定にある「Only on your computer」(自分のPCだけで動かす)の選択肢がなくなると案内されています。すでにPCで始めた作業は、そのままPCに残ります。

型C・帯構造型。Coworkの作業がどこで動き、どこまで手が届くかを、上から3段の帯で示す。要素=1段目「クラウドの隔離環境」=作業の本体・コードの実行・予約した作業。PCを閉じても続く/2段目「デスクトップアプリ」=手元のファイル・ブラウザ・PCの画面の操作に手を伸ばす。アプリを開いて接続している間だけ/3段目「自分のPCだけで動かす作業」=会話の履歴が使う人のPCに残る。Pro・Maxでは新しい作業はクラウドへ。各段の左に白抜きラベル、右に説明枠。1段目を青で強く、2〜3段目は淡い青。2段目の右端に淡青のチップ「アプリを開いている間だけ」。大きな番号は置かない。結論=Pro・Maxと、クラウドでの実行を有効にした組織では、Coworkは作業をクラウドで進め、手元のファイルやブラウザには、デスクトップアプリを開いている間だけ届きます。

Pro・Maxと、クラウドでの実行を有効にした組織では、Coworkは作業をクラウドで進め、手元のファイルやブラウザには、デスクトップアプリを開いている間だけ届きます。

予約・ブラウザの操作・削除の前の確認

公式ヘルプが挙げるCoworkの機能のうち、社員への案内に関わるのは次の4つです。

  • 予約した作業:決めた周期で自動で動かせる。クラウドで動くため、端末がオンラインでなくてよい
  • ブラウザの操作:サイトを開き、ページを読み、クリックし、フォームに入力できる。デスクトップアプリに内蔵のブラウザか、Claude in Chromeを使う
  • 成果物の形:数式の入ったExcel、PowerPointのスライド、体裁の整った文書を作れる
  • 削除の前の確認:ファイルを完全に削除する前に、許可を求める画面が出る

Coworkは、手順の多い作業をまとめて任せ、成果物を会話で受け取る使い方です。

Coworkは、チャットより使用量の上限に早く近づく

Coworkの製品ページは、Coworkがチャットより早く使用量の上限を消費すると書いています。公式ヘルプも、コードの実行・ファイルの作成・接続したアプリの利用といった手順の多い作業は、短い質問より使用量を多く使うと案内しています。

使用量を抑える方法として公式ヘルプが挙げるのは、関係する作業を1つのタスクにまとめる、関係のない作業は新しい会話で始める、短い答えで足りるときはそう伝える、の3つです。


ClaudeのチャットとCoworkは1つになりつつある|Pro・Maxから順に

ClaudeのチャットとCoworkの境目は、2026年10月時点で画面から消えつつあります。公式ヘルプは、チャットとCoworkを1つの会話にまとめ、短い答えで済むか作業として引き受けるかをClaudeが判断する新しい画面を、Pro・MaxのWeb・デスクトップ・モバイルから順に配っていると書いています。

公式ヘルプは、新しい画面ではこれまでCoworkでしかできなかったことが、どの会話からでもできると書いています。モデルの選択と「Code」のタブは元の場所に残るとされ、Claude Codeは別の入口のままです。

Team・Enterpriseは、今の分け方のまま

Team・Enterpriseの組織は、今のままチャットとCoworkを分けて使うと案内されています。ほかのプランへの展開は今後で、Enterpriseの管理者には、組織で何かが変わる30日以上前に連絡が来るとされています。

同じ会社の中でも、個人で契約したProを使う人と、TeamやEnterpriseの席を使う人では、画面が違って見えます。新しい画面に移ったアカウントは、チャットとCoworkを分ける画面には戻せません。

型B・対比型。チャットとCoworkの画面が、プランによって左右でどう違うかを示す。要素=左「Pro・Max(新しい画面)」=1つの会話で、短い答えも作業も引き受ける/どちらで動くかはClaudeが判断する/右「Team・Enterprise(今の画面)」=画面で「Chat」と「Cowork」を選ぶ/作業を任せるときはCoworkを選ぶ。ChatとCoworkの2つは同じ白地+青枠。下部に共通の帯「どちらの画面でも、Codeのタブは別に残る」。中央に分かれ目のラベル「画面が違っても、頼む前に決めることは同じ」。左右とも同じ強さの青。タイトルに結論文を置き、「返してほしいもの」を黄マーカー。大きな番号は置かない。結論=画面が1つになっても分かれていても、頼む前に決めるのは、返してほしいものです。

画面が1つになっても分かれていても、頼む前に決めるのは、返してほしいものです。

画面の名前で使い分けを教えると、案内が古くなる

社員向けの手順書に「答えはChat、作業はCowork」と画面の名前で書くと、新しい画面に移った人には選ぶ場所そのものが見当たりません。使い分けの基準を受け取りたいものに置けば、画面が変わっても社内の案内を作り直さずに済みます。


Claude Codeでできること|手元のフォルダに指示と手順を積み上げる

Claude Codeでできることは、手元のフォルダの中で、ファイルを読み、書き換え、コマンドを動かして作業を進めることです。公式ドキュメントはClaude Codeを、コードベースを読み取り、ファイルを編集し、コマンドを実行し、開発ツールと統合する agentic coding ツールと説明し、ターミナル・IDE・デスクトップアプリ・ブラウザで使えるとしています。

Team・Enterprise向けの公式ヘルプは、Claudeを文章・調査・分析・チームでの協働に、Claude Codeをターミナルでのコーディングと開発の作業に使う、という分け方で両方を案内しています。Teamプランでは、すべての席にClaude Codeが含まれます。

指示と手順が、自社のフォルダの中にファイルで残る

Claude Codeは、プロジェクトのルートに置いたCLAUDE.mdというファイルを、セッションを始めるたびに読みます。繰り返す作業の手順はスキルとしてまとめ、チームで共有できます。

会社の前提や作業の手順が、自分たちのフォルダの中のファイルとして残り、次の作業で読み直されます。クラウドで動くCoworkの作業がセッションとファイルをClaudeのアカウントに保存するのとは、残る場所が違います。

Claude Codeは、指示と手順を手元のフォルダに積み上げながら作業を進める使い方です。

プログラムを書かない業務にも使える

名前に「Code」が付きますが、公式ドキュメントはClaude Codeがどのディレクトリでも機能すると書き、メモや文書のフォルダでも使えると案内しています。営業・人事・経理で最初に任せる業務の例は、Claude Codeで何ができる?|営業・人事・経理の業務で見る使い道で扱っています。

開発や自動化の作業では、Claude Codeは起動したフォルダのコードを読み、変更し、テストやコマンドを動かして結果を確かめます。決めた時刻に動かす仕組みとして、公式ドキュメントはクラウドで動くルーティンとデスクトップアプリの予約タスクを案内しています。

Claude Codeは、Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれかのプランか、Console(API)のアカウントで使います。Enterpriseでは、席の種類によって含まれるかが変わります。法人がどのプランを選ぶかの基準は、Claude Codeのplanはどれ?|法人がProとTeamを選ぶ3基準で扱っています。


研修運営の判断|教える入口をClaude Codeに絞った理由と、その前提

当社は2026年6月に、研修でも社内でも、Claudeの使い方を教える入口をClaude Codeに絞ると決めました。Coworkは、社内でも研修でも基本的に使っていません。

理由は、使うほど手元のフォルダに指示や手順のファイルが貯まり、次の作業の材料が増えていく形を、教える内容の中心に置きたいからです。Claude Codeの章で見たCLAUDE.mdとスキルが、その貯まっていくファイルに当たります。

この判断は、どの会社にも当てはまるとは限らない

公式ヘルプによると、Coworkにも、ファイル・指示・記憶を持つプロジェクトや、手元のフォルダを選んだときに文脈を足すフォルダの指示があります。当社の判断は、教える型を1つにそろえるための当社の教え方の選択で、他社に同じ選択を勧めるものではありません。

チャットとCoworkで足りる仕事が多い会社なら、入口を1つに絞らない選び方もあります。入口を1つに絞るかどうかは、教える側の手間と、作業の記録をどこに残したいかで決まります。


Claudeの使い分け|3つの問いで入口を1つに決める

Claudeの使い分けは、頼みたい仕事1件ごとに、次の3つの問いを上から当てると1つに決まります。3つの問いは公式の分類ではなく、本記事の整理です。

問い

はいのときの入口

なぜこの問いか

当てはまらない例

1. 1回の答えや下書きで足りるか

チャット

返ってきたものを人が読み、次の一手を決める仕事だから

毎月同じ形で作る報告書

2. 同じ指示や手順を、自社のフォルダに残して何度も使うか。開発や自動化か

Claude Code

CLAUDE.mdとスキルがフォルダのファイルとして残り、次の作業で読み直されるから

1回で終わる調べもの

3. 目的を渡して離れ、仕上がったファイルを受け取りたいか

Cowork

クラウドでの実行が使える契約と設定なら作業が続き、成果物が会話に届くから

契約にCoworkが無い、または管理者が無効にしている

同じ会社の仕事を3つの問いに当ててみる

たとえば、取引先への提案の論点を相談するならチャット、展示会で集めた名刺の画像と議事録から報告書を1本作るならCowork、毎週の数字を同じ形でまとめる手順を部署で使い回すならClaude Code、という分け方になります。いずれも説明のための例で、当社の事例ではありません。

2つの問いに当てはまる仕事もあります。迷ったときは、結果をどこに残したいかで決めます。

Claudeの入口は、頼みたい仕事1件ごとに、受け取りたいものと結果を残したい場所で決まります。


会社でClaudeを使う前の設定|Team・Enterpriseで管理者が見る4項目

会社でClaudeを使う前に、Team・Enterpriseの管理者が組織の設定で確かめておく項目は4つあります。公式ヘルプの「Team・EnterpriseでCoworkを使う」の案内から、社員への案内に関わるものを選びました。

1. Coworkを組織で使わせるか

Coworkは既定で有効で、オーナーが組織の設定から組織全体で無効にできます。Enterpriseでは、グループとカスタムロールを使い、特定のチームだけにCoworkを使わせることもできます。

2. Coworkをクラウドで動かすか

クラウドで動かす設定は、Teamでは既定でオン、Enterpriseでは既定でオフです。オンにすると、PCを閉じても作業が続き、予約した作業も端末なしで動きます。

3. 承認をどこまで省かせるか

社員に「Automatically approve」(自動で承認する)モードを使わせるかは組織の設定で決まり、既定ではオンです。書き込みのできるコネクタの道具を作業ごとの承認なしで使わせる「Always allow」(常に許可)は、既定ではオフです。

自動で承認するモードについて公式ヘルプは、どんな防御も完全ではないと書き、お金・本人の名前で送るメッセージ・重要なファイルが関わる作業では、そばで確かめるか手動の承認に戻すよう勧めています。

4. 作業の記録がどこに残るか

自分のPCだけで動かす作業の会話履歴は、使う人のPCに保存され、Anthropicの標準の保持期間の対象外で、管理者が一元的に管理・削除できないと案内されています。Enterpriseでは、Compliance APIで取り出せます。

作業の記録をOpenTelemetryで監視の道具へ送ることもできますが、公式ヘルプは、コンプライアンスのための監査ログの代わりにはならないと書いています。

型D・フロー型。社員にClaudeの使い方を案内するまでの順番を、2段のレーンで示す。上段=左ラベル「管理者が行う」+箱「社員が使う契約のプランを確かめる」→「組織の設定の今の値を確かめる」。下段=左ラベル「案内する側が行う」+箱「社員が使う入口を決める」→「頼みたい仕事の例を添えて伝える」。上段の右端から下段の左端へ矢印でつなぐ。2つ目の箱を青で塗り、最後の箱は白地+青枠。タイトル左にアイコンや番号は置かない。黄マーカーは下部の結論バーの「設定の今の値」の1点だけ。結論=社員に入口を案内する前に、契約のプランと組織の設定の今の値を確かめます。

社員に入口を案内する前に、契約のプランと組織の設定の今の値を確かめます。

社員にClaude Codeを使わせると何が危ないと言われるのかと、導入前に決める判断軸は、Claude Codeは危険?|「危ない」と言われる5つの理由と判断軸で扱っています。設定値は会社の業務と権限で変わるため、この記事では判断基準までにとどめます。

社員に案内する入口と、管理者が先に確かめる設定を社内でそろえる進め方は、サービス資料(無料・PDF)をダウンロードするでご確認いただけます。

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この記事で解けないこと|画面の切り替わる時期・料金・部署ごとの使い道

Claudeの3つの使い方について、この記事が答えを出さないのは次の3つです。

自社のアカウントがいつ新しい画面に移るか

チャットとCoworkを1つにする画面は段階的に配られ、同じプランのアカウントでも切り替わる時期が違うと案内されています。自社のアカウントがいつ移るかは、本記事では分かりません。

料金と、どのプランから試すか

金額はプランの改定で変わるため、本記事には書いていません。無料プランの範囲は無料プランを扱った記事に、法人のプランの選び方はClaude Codeの章で挙げた記事に譲ります。

部署ごとに最初に任せる業務

部署ごとの具体的な使い道は、Claude Codeの章で挙げた記事で扱っています。本記事は、入口を選ぶ段階までにとどめます。


Claudeの使い方に関するよくある質問

Q. 無料プランのままで、Coworkは使えますか

A. Coworkは有料プランだけで使えます。 公式ヘルプは、CoworkをPro・Max・Team・Enterpriseの有料プランで使えるものとしています。無料プランで使えるのはチャットで、Web検索やファイルの作成も含まれます。

Q. 1つの契約で、CoworkとClaude Codeの両方を使えますか

A. Teamプランなら、管理者がCoworkを無効にしていない限り、1つの席でチャット・Cowork・Claude Codeを使えます。 料金ページはTeamの項目に「Claude Code and Claude Cowork」と書き、公式ヘルプはTeamのすべての席にClaude Codeが含まれるとしています。Pro・MaxにもClaude Codeが含まれ、Coworkも有料プランの対象です。

Q. 画面から「Chat」と「Cowork」の選択が消えたのはなぜですか

A. Pro・Maxで、チャットとCoworkを1つにまとめる新しい画面が配られているためです。 新しい画面では、どの会話からでもCoworkの作業を頼めます。移ったあとは、分かれた画面には戻せないと案内されています。

Q. Coworkで作ったファイルは、どこに保存されますか

A. クラウドで動く作業の成果物は、Claudeのアカウントに保存され、会話の画面から確かめて取り出せます。 デスクトップアプリでは、Coworkが作業を保存したフォルダを設定から確かめられます。


Claudeの3つの使い方|総括表

論点

チャット

Cowork

Claude Code

返ってくるもの

答え・下書き・作ったファイル

仕上がった文書・ファイル・調査

フォルダで編集・作成したファイルと実行結果

向く頼み方

相談しながら考えを進める

目的を渡して離れる

同じ手順を自社のフォルダで回す・開発

使える契約

無料プランから

有料プランのみ

有料プランかConsole。Enterpriseは席の種類による

会社で先に見ること

入れてよい情報の線

有効化・クラウド実行・承認・記録の残り方

読ませるフォルダと権限

使い分けの3つの問いは、公式の分類ではなく本記事の整理です。


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まとめ|Claudeできることを、どの使い方で受け取るか

Claudeでは、チャット・Cowork・Claude Codeのどれで頼むかによって、受け取るものが変わります。選ぶ基準は画面の名前ではなく、答えが欲しいのか、仕上がったファイルが欲しいのか、手順を自社のフォルダに残したいのかです。

社員への案内を決めるなら、次の3つから始められます。

  1. 今日:今週Claudeに頼みたい仕事を3つ書き出し、それぞれ欲しい成果を「答え」「ファイル」「残す手順」の1語で横に書く
  2. 今週中:社員が使う契約のプランと、画面に「Chat」と「Cowork」の選択が出ているかを確かめる
  3. 今週中:Team・Enterpriseなら、管理者と組織の設定のCoworkの欄を開き、有効化・クラウドで動かす設定・自動で承認するモードの今の値を書き留める

最後に、社内で自分に問える1問を置きます。御社で今週Claudeに頼む仕事のうち、答えではなく仕上がったファイルが欲しい仕事はいくつありますか。

  • Claudeできることは、チャットで答えや下書きを受け取る、Coworkで目的を渡して仕上がったファイルを受け取る、Claude Codeで手元のフォルダに指示と手順を積み上げて開発や自動化まで進める、の3つに分けられます。分け目は画面の名前ではなく、返してほしいものです
  • Pro・Maxでは、チャットとCoworkを1つの会話にまとめる新しい画面が順に配られています。Team・Enterpriseは今の分け方のままで、どちらの画面でも、何を返してほしいかで頼み方を選ぶ点は変わりません
  • Coworkは有料プランだけで使え、Team・Enterpriseでは、Coworkを使わせるか・クラウドで動かすか・承認をどこまで省かせるかを管理者が組織の設定で決めます。社員に案内する前に、今の設定値を確かめます

Claude Codeを社内の入口にする場合の進め方は、サービス資料(無料・PDF)をダウンロードするでご確認いただけます。

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出典・注記

  • Anthropic「Plans & Pricing」 https://claude.com/pricing (2026年10月5日参照)。無料プランの中身、Pro・Max・Team・Enterpriseの項目(Claude Code、Claude Cowork、プロジェクト、Claude in Chrome と Microsoft 365、Claude Design・Slides・Docs)による
  • Anthropic「Claude Cowork」 https://claude.com/product/cowork (2026年10月5日参照)。Coworkがチャットより早く使用量の上限を消費することによる
  • Anthropic Help Center「Get started with Claude Cowork」 https://support.claude.com/en/articles/13345190-get-started-with-cowork (2026年10月5日参照)。提供プランと画面ごとの提供範囲、Claude Codeと同じ仕組みをターミナル無しで使うこと、クラウドの隔離環境での実行とアカウントへの保存、デスクトップアプリ経由の手元のファイル・ブラウザ、2026年10月6日からのPro・Maxの変更、予約した作業・ブラウザの操作・成果物・削除前の許可、承認のモード、フォルダの指示、使用量による
  • Anthropic Help Center「Claude Cowork and chat are one Claude」 https://support.claude.com/en/articles/16761823-claude-cowork-and-chat-are-one-claude (2026年10月5日参照)。チャットとCoworkを1つにする新しい画面、Pro・Maxからの段階的な配布、Enterpriseの管理者への事前連絡、元に戻せないこと、「Code」のタブ、ファイルの保存先による
  • Anthropic Help Center「Use Claude Cowork on Team and Enterprise plans」 https://support.claude.com/en/articles/13455879-use-claude-cowork-on-team-and-enterprise-plans (2026年10月5日参照)。Team・EnterpriseはチャットとCoworkを分けたままであること、Coworkの有効化・クラウドでの実行・自動で承認するモード・常に許可の既定値、プロジェクト、ローカルの会話履歴の保存先とCompliance API、OpenTelemetryの位置づけによる
  • Anthropic「Claude Code 概要」 https://code.claude.com/docs/ja/overview (2026年10月5日参照)。Claude Codeの説明と使える画面、CLAUDE.md、スキル、ルーティンとデスクトップの予約タスクによる
  • Anthropic「一般的なワークフロー」 https://code.claude.com/docs/ja/common-workflows (2026年10月5日参照)。どのディレクトリでも機能することによる
  • Anthropic Help Center「Use Claude Code with your Team or Enterprise plan」 https://support.claude.com/en/articles/11845131-use-claude-code-with-your-team-or-enterprise-plan (2026年10月5日参照)。Teamのすべての席にClaude Codeが含まれること、ClaudeとClaude Codeの使い分けの案内による
  • 返ってくるものと場所の表、3つの問い、例の仕事の振り分けは、本記事の整理です。公式の分類ではありません。例の仕事は説明のための架空の例です
  • 教える入口をClaude Codeに絞った判断は、当社の自社情報(2026年6月の社内決定)です
  • 機能・提供範囲・既定値は、版・プラン・組織の設定で変わります。本記事は2026年10月5日時点で確認した内容です

この記事について

本記事は、法人向けにClaude Codeの研修を提供するDAIJOBUが、Claudeのチャット・Cowork・Claude Codeの3つの使い方の分け目と、会社で使う前に管理者が確かめる設定を、公式の案内に沿って整理したものです。

著者

DAIJOBU株式会社 Claude Code法人研修部 コンテンツ担当 佐藤 雅俊

編集責任者

DAIJOBU株式会社 Claude Code法人研修 事業責任者 石井 雄大

監修

DAIJOBU株式会社 代表取締役 山中 裕貴

公開日

2026年10月7日

最終更新日

2026年10月7日