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AI研修のカリキュラム例|半日・1日・伴走型で変わる到達点

AI研修のカリキュラム例|半日・1日・伴走型で変わる到達点

社内でAI研修を企画するときは、半日なら操作を知る、1日なら自分の業務で1つ試す、伴走型なら業務の一部をAIに任せる段階が、受講後の到達点の目安になります。

どの段階まで届くかは、研修の時間の長さより、受講後に業務で使う期間と、その結果を確かめる人を置くかで決まります。研修会社の選び方は生成AI研修の選び方で扱い、この記事では形式ごとのカリキュラム例に絞ります。

この記事の要点は3つ

  1. AI研修の到達点は、本記事の整理では知る・試す・任せるの3段階に分かれ、半日・1日・伴走型の順に届く段階が上がります。時間を延ばすだけでは、次の段階には上がりません
  2. 半日と1日のカリキュラムは、受講者の業務を題材にするかどうかで、持ち帰るものが変わります。1日の研修では、自分の業務で試した手順を持ち帰れます
  3. 業務をAIに任せる段階まで進めるには、回を分けて、回のあいだに業務で使い、結果を確かめる伴走の形が向きます。当社の研修は4回×3時間で、この形をとっています

自社の受講者にどの形式が合うかを相談したい方は、初回無料体験講座(30分・オンライン)で、当社の活用例の紹介と、取り入れ方のご相談を受けられます。

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社員がAIを業務で使えるようになるまでの研修を設計している側から、形式ごとに組めるカリキュラムと、その形式で届く到達点に絞って書きます。研修会社ごとの比較や、個別のAIツールの操作手順は扱いません。

この記事でわかること

  • AI研修の形式(半日・1日・伴走型)と、それぞれで届く到達点の目安
  • 到達点を「知る・試す・任せる」の3段階で決める考え方
  • 半日・1日・伴走型のカリキュラム例と、持ち帰るもの
  • 自社に合う形式の選び方と、形式を組み合わせる順番
  • カリキュラムだけでは解けないこと

AI研修のカリキュラムは形式で到達点が変わる|半日・1日・伴走型の違い

AI研修のカリキュラムは、同じテーマを扱っても、半日・1日・伴走型のどの形式で組むかで、受講者が研修後にできることが変わります。形式の違いは時間の長さだけではなく、受講者の業務を題材にするか、研修のあとに業務で使う期間を含めるかの違いです。

この記事では、AI研修の形式を次の3つに分けます。3つの分け方は本記事の整理で、業界で決まった区分ではありません。

  • 半日:3〜4時間ほどの1回で、AIの仕組み・社内ルール・共通の題材での体験を扱う形
  • 1日:6時間ほどの1回で、午後に受講者が自分の業務を題材に試す時間を置く形
  • 伴走型:数時間の回を数週間に分けて置き、回のあいだに業務で使い、次の回や窓口で結果を確かめる形

ファクトボックス|AI研修の形式と到達点の目安

項目

内容

形式の分け方

半日・1日・伴走型(本記事の整理)

到達点の目安

半日=知る/1日=試す/伴走型=任せる(本記事の整理)

到達点の測り方の参考

研修評価の枠組みとして知られるカークパトリックモデルの4段階(反応・学習・行動・成果)

助成金との関係(例)

人材開発支援助成金の事業展開等リスキリング支援コースは、実訓練時間数10時間以上のOFF-JTが基本要件の1つ。汎用的なプロンプトの作り方を学ぶ訓練は、特定の業務への具体的適用を伴わない汎用的内容として助成対象外の例に挙がる

当社の例

4回×3時間の本編。回のあいだを1〜2週間あけ、宿題で業務に触る期間を置く(当社の自社情報)

出典URL

https://www.kirkpatrickpartners.com/the-kirkpatrick-model/ / https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001731978.pdf / https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001731966.pdf

参照日

2026年10月20日

免責

到達点の目安は、受講者の経験と題材で前後します。助成金の対象になるかは、支給申請後の審査で要件を満たした場合に限られます


到達点を3段階で決める|知る・試す・任せる

AI研修のカリキュラムを組む前に、受講者が研修のあとにどの段階にいればよいかを決めます。到達点が決まっていないと、扱う内容を足すほど研修が長くなり、それでも業務は変わらないという状態になりやすいためです。

研修の評価で使われる4段階を、到達点の言葉に置き換える

研修の成果を測る枠組みとして、カークパトリックモデルが知られています。提供元のKirkpatrick Partnersは、反応(Reaction)・学習(Learning)・行動(Behavior)・成果(Results)の4段階を挙げ、行動の段階を、受講者が自分の職場で重要な行動をどの程度実行するかと説明しています。

この記事では、AI研修の到達点を、この4段階のうち学習から行動までの範囲に当てはめて、次の3段階で考えます。対応づけは本記事の整理で、Kirkpatrick Partnersが示したものではありません。

段階

受講後にできること

確かめ方

知る

AIの得意・不得意と社内ルールを説明できる

研修の最後に、使ってよい場面と避ける場面を自分の言葉で書けるか

試す

自分の業務を1つ、AIで進める手順を一度通せる

研修の中で、自分の業務の出力を自分で確かめて直せたか

任せる

決めた業務を、研修のあとも繰り返しAIに任せている

数週間後に、その業務でAIを使った記録が残っているか

成果の段階、つまり売上や工数といった会社の数字は、研修の形式だけでは決まりません。数字まで追う場合は、研修とは別に、対象業務の工数を研修の前後で測る準備が要ります。

型D・フロー型。AI研修の到達点が上がる流れを、左から右へ3つの箱で示す。要素=左の箱「知る」→中央の箱「試す」→右の箱「任せる」。左から中央への矢印の上に小さく「自分の業務を題材にする」、中央から右への矢印の上に小さく「研修のあとに業務で使い、結果を確かめる」。右の「任せる」の箱を青で強く、左と中央は白地に青枠。下部に淡いグレーの帯「研修の時間を延ばすだけでは、次の段階に進まない」。大きな番号は置かない。結論=AI研修の到達点は、自分の業務を題材にすると試す段階へ、研修のあとに業務で使って確かめると任せる段階へ上がります。

AI研修の到達点は、自分の業務を題材にすると試す段階へ、研修のあとに業務で使って確かめると任せる段階へ上がります。

到達点は受講者ごとに決めてよい

全社員を同じ段階まで上げる必要はありません。全社員は知る段階まで、推進役や業務の担当者は任せる段階まで、と受講者ごとに到達点を分けると、形式も分けて選べます。


半日のAI研修のカリキュラム例|操作を知り、社内で同じ言葉を持つ

半日のAI研修は、全社員が知る段階に届くことを到達点にすると、時間に無理がありません。3〜4時間で自分の業務まで扱おうとすると、題材の準備が受講者ごとに違うため、説明の時間が足りなくなります。

半日のカリキュラム例(3時間)

次の表は、3時間で組む場合の例です。時間配分は本記事の整理で、受講者の人数や経験で前後します。

時間帯

内容

ねらい

0:00〜0:40

生成AIの仕組みと、得意なこと・間違えやすいこと

出力をそのまま使わない理由を、全員が同じ言葉で説明できるようにする

0:40〜1:10

社内のAI利用ルールと、入力してよい情報の確認

研修のあとに使い始めたときの迷いを減らす

1:10〜2:20

共通の題材(議事録の要約・メール文の下書き)で、指示を出して直させる体験

1回の指示で終わらせず、直させる往復を体験する

2:20〜3:00

自分の業務で使えそうな場面を書き出し、質疑

次に試す業務の候補を、受講者が自分で1つ挙げる

半日の研修が向く場面と、届かないこと

半日の研修は、全社でAIの利用を始める時期のキックオフや、管理職が部下の使い方を判断できるようにする場面に向きます。全員が同じ説明を一度に聞くため、社内で使う言葉がそろいます。

一方で、半日の研修だけでは、受講者の業務での使い方は受講者に任されます。最後に書き出した業務の候補を、研修のあとに誰が拾うかを決めておかないと、知る段階で止まりやすくなります。

助成金を当てる場合は、時間と題材の両方を確かめる

半日の研修は、人材開発支援助成金の事業展開等リスキリング支援コースでは、実訓練時間数10時間以上という基本要件に届きません。厚生労働省の令和8年8月3日からの変更点の資料は、生成AIを利用するために汎用的なプロンプトの作り方を学ぶ訓練を、特定の業務への具体的な適用を伴わない汎用的な内容として、助成対象外の例に挙げています。コースの要件と申請の流れは、事業展開等リスキリング支援コースで扱っています。

助成金を前提にする場合は、受講者の職務に直結する題材で実訓練10時間以上を確保できる構成(2日間や複数回など)にします。


1日のAI研修のカリキュラム例|自分の業務で1つ試して持ち帰る

1日のAI研修は、受講者が自分の業務を1つ、AIで進める手順を一度通すところ、つまり試す段階までを到達点にできます。半日との違いは、午後の時間を受講者の業務に使えることです。

1日のカリキュラム例(6時間)

次の表は、6時間で組む場合の例です。午前は半日の研修と同じ土台で、午後に受講者の業務を持ち込みます。

時間帯

内容

ねらい

午前(2.5時間)

生成AIの仕組み・社内ルール・共通の題材での体験

午後に自分の業務を扱う前に、指示と確認の基本をそろえる

午後①(1.5時間)

受講者が持ち込んだ業務を、AIで一度最後まで進める

自分の業務で、出力のどこを確かめるべきかに気づく

午後②(1時間)

出力を確かめて直し、使った手順と指示を書き残す

研修のあとに同じ業務を繰り返せる形にする

午後③(1時間)

少人数で見せ合い、次に試す業務を決める

他の受講者の使い方から、自分の業務の候補を広げる

受講前に、持ち込む業務を1つ決めてもらう

1日の研修で試す段階に届くかは、受講者が当日に持ち込む業務で決まります。当日に業務を探し始めると、午後の前半が題材探しで終わります。

受講前に、受講者ごとに「週に1回以上ある業務」「出力を自分で確かめられる業務」を1つ決め、機密を含まない見本の資料を用意してもらいます。題材にしてよい資料の範囲は、社内ルールに沿って研修の担当者が先に確かめます。

型A・全体像カード型。1日のAI研修で受講者が持ち帰るものを、左に「確かめる観点」の大きな青いカード、右に残りの3枚を縦に積んで示す。要素=カード「試した業務」=自分の業務を1つ、AIで最後まで進めた記録/カード「指示の書き残し」=その業務で使った手順と指示/カード「確かめる観点」=出力のどこを人が見るか/カード「次の候補」=次に試す業務を1つ。左の「確かめる観点」のカードを青で強く、右の3枚は淡い青。大きな番号は置かない。結論=1日のAI研修では、試した業務・指示の書き残し・確かめる観点・次の候補の4つを持ち帰ります。

1日のAI研修では、試した業務・指示の書き残し・確かめる観点・次の候補の4つを持ち帰ります。

1日の研修で届かないこと

1日の研修は、研修の中で一度うまくいった業務を、翌週以降も使い続けるところまでは扱えません。研修の中では講師やまわりの受講者に聞けますが、職場に戻ると、つまずいたときに聞く相手がいなくなるためです。

また、6時間の1回だけでは、事業展開等リスキリング支援コースの実訓練時間数10時間以上には届きません。業務を任せる段階まで進めたい場合や、助成金を検討する場合は、次の伴走型を考えます。


伴走型のAI研修のカリキュラム例|回を分けて、任せる段階まで進む

伴走型のAI研修は、業務の一部をAIに任せている状態を到達点にする形式です。数時間の回を数週間に分けて置き、回のあいだに受講者が業務で使い、次の回でつまずいた点を持ち寄ります。

伴走型を組む3つの層

伴走型のカリキュラムは、集合で学ぶ回だけでは組めません。本記事では、伴走型を次の3つの層で考えます。

  • 集合の回:新しい使い方を学び、前の回からの宿題の結果を見せ合う
  • 回のあいだの業務:受講者が自分の業務でAIを使い、つまずいた点を書き残す
  • 確かめる人:回のあいだの質問を受け、任せた業務の結果を見る窓口
型C・帯構造型。伴走型のAI研修の構造を、上から3段の帯で示す。要素=1段目「集合の回」=新しい使い方を学び、宿題の結果を見せ合う/2段目「回のあいだの業務」=自分の業務でAIを使い、つまずいた点を書き残す/3段目「確かめる人」=質問を受け、任せた業務の結果を見る。各段の左に白抜きラベル、右に説明枠。2段目を青で強く、1段目と3段目は淡い青。右端に、上から下へ回る細い矢印を1本添える。大きな番号は置かない。結論=伴走型のAI研修は、集合の回だけでなく、回のあいだの業務と確かめる人の3つの層で組みます。

伴走型のAI研修は、集合の回だけでなく、回のあいだの業務と確かめる人の3つの層で組みます。

当社の例|4回×3時間の本編と、回ごとのテーマ

当社のClaude Code研修は、伴走型の1つの例です。本編は4回×3時間で、回のあいだを1〜2週間あけ、宿題を通じて受講者が実務で触る期間を確保しています。各回には、受講者が自分の手で動かせたかを判定する条件を置いています。

回

テーマ

その回のゴール

第1回

Claude Code理解編

全体像を実際に触って体感し、基本操作を自力で行える

第2回

セキュリティ編とContext編

リスクと対策の方法を理解できる

第3回

実践編(講義1.5時間+グループワーク1.5時間)

外部ツールとの連携・ダッシュボード・ブラウザ操作・スライド作成のユースケースで、手順を残す仕組みの効き方を体感する

第4回

組織活用編(講義1.5時間+グループワーク1.5時間)

組織へのClaude Codeの推進とナレッジ共有の進め方を設計できる

第4回のグループワークでは、自社向けの推進ロードマップを3か月分ドラフトします。研修が終わった時点で、誰がどの業務から広げるかを書いた計画が手元に残る構成です。

研修のあとの伴走をどこまで含めるか

伴走型と呼ぶ研修でも、研修期間が終わったあとの支援をどこまで含むかは、研修会社と契約で変わります。当社の場合、本編のあとの質問対応や改善の伴走は、別のプランとしてご案内しています。

伴走型を比べるときは、回の数よりも、回のあいだに受講者の質問を誰が受けるか、研修期間が終わったあとに何が残るかを確かめます。研修のあとに業務で使われ続けるための条件は、生成AI活用研修で何が変わる?で扱っています。

伴走型の研修で、回のあいだに受講者がどう業務に使っているかを知りたい方は、初回無料体験講座(30分・オンライン)で、当社の活用例と取り入れ方をご紹介しています。

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形式の選び方|変えたい業務と、受講後に確認する人で決める

AI研修の形式は、受講後に変えたい業務が決まっているかと、研修のあとに結果を確かめる人を置けるかの2つで選びます。研修の時間をどれだけ取れるかは、この2つを決めたあとに合わせます。

自社の状況

向く形式

理由

変えたい業務がまだ決まっていない

半日

全員で知る段階にそろえ、業務の候補を集めるところから始められる

業務は決まっているが、確かめる人を置けない

1日

試す段階までは研修の中で届き、研修のあとの確認を前提にしない

業務が決まっていて、確かめる人も置ける

伴走型

回のあいだに業務で使い、結果を見る仕組みで任せる段階まで進める

時間を延ばすか、回を分けるか

到達点を上げたいとき、半日を1日に、1日を2日に延ばすと、扱える内容は増えます。ただ、研修の中で覚えることが増えても、職場で使う期間と確かめる人がいなければ、任せる段階には上がりません。

型B・対比型。到達点を上げる2つのやり方を左右に並べる。要素=左「時間を延ばす」=半日から1日、1日から2日へ/研修の中で扱う使い方が増える/職場で使う期間は増えない。右「回を分ける」=数時間の回を数週間に置く/回のあいだに自分の業務で使う/つまずきを次の回と窓口で確かめる。右を青で強く、左は淡いグレー。左右のあいだに区切りのラベルは置かず、下部に共通の帯「任せる段階に届くかは、職場で使う期間と確かめる人で決まる」。大きな番号は置かない。結論=到達点を任せる段階まで上げるには、研修の時間を延ばすより、回を分けて職場で使う期間を挟むほうが向きます。

到達点を任せる段階まで上げるには、研修の時間を延ばすより、回を分けて職場で使う期間を挟むほうが向きます。

形式は組み合わせて、受講者ごとに使い分ける

1つの形式で全社員をそろえる必要はありません。たとえば、全社員は半日で知る段階にそろえ、業務の担当者と推進役だけを伴走型に進める組み方ができます。半日の最後に書き出してもらった業務の候補が、伴走型で扱う業務の材料になります。

形式には、時間の長さのほかに、オンラインで受けるか対面で受けるかという軸もあります。実施方法の判断は、AI研修 オンラインで定着するかの判断軸で扱っています。


AI研修のカリキュラムで解けないこと

AI研修のカリキュラムをどれだけ整えても、研修だけでは解けないことが残ります。形式を選ぶ前に、次の2つは研修とは別に決めておきます。

会社の数字が変わったかは、研修では測れない

研修の形式で届くのは、任せる段階、つまり受講者の行動が変わるところまでです。工数や売上といった会社の数字が変わったかは、対象業務の時間を研修の前後で測る仕組みがないと分かりません。測る項目と測る人は、研修を始める前に決めます。同じように、助成金の対象になるかも、カリキュラムではなく計画届と支給申請の書類をもとにした労働局の審査で決まります。

使ってよいツールと、入力してよい情報

研修で扱うAIツールを会社が契約していない、あるいは入力してよい情報が決まっていない状態では、受講者は研修のあとに業務で使えません。ツールの契約と社内ルールは、研修の内容ではなく、研修を始める前の会社の判断です。ルールの作り方は、生成AI社内ルールのサンプルで扱っています。


AI研修のカリキュラムに関するよくある質問

Q. 半日の研修を2回に分ければ、伴走型になりますか

A. 回を分けただけでは、伴走型の到達点には届きません。 2回のあいだに受講者が自分の業務で使い、つまずいた点を次の回や窓口で確かめる仕組みがあって、初めて任せる段階に進めます。

Q. 1日の研修のあと、業務で使い続けてもらうには何を足せばよいですか

A. 研修のあとに、質問を受けて結果を見る人を1人決めるところから足します。 1日の研修で試した業務と書き残した手順を、その人が数週間後にもう一度見る予定を入れておくと、試す段階で止まりにくくなります。

Q. 管理職と現場の社員は、同じカリキュラムでよいですか

A. 到達点が違うなら、カリキュラムも分けます。 部下の使い方を判断する管理職は知る段階、業務を担当する社員は試す段階か任せる段階、と到達点を決めてから、形式と題材を選びます。


AI研修の形式とカリキュラム|総括表

形式

到達点の目安

カリキュラムの中心

向く場面

半日

知る:得意・不得意と社内ルールを説明できる

仕組み・社内ルール・共通の題材での体験

全社のキックオフ、管理職が判断できるようにする場面

1日

試す:自分の業務を1つ、AIで最後まで通せる

午前の基本と、午後に持ち込んだ業務での試行

変えたい業務は決まっているが、研修のあとの確認役を置けない場面

伴走型

任せる:決めた業務を、研修のあとも繰り返しAIに任せている

数週間に分けた回と、回のあいだの業務・確かめる人

業務の担当者と推進役を、業務を任せる段階まで進めたい場面



まとめ|AI研修のカリキュラムはどう組むか

AI研修のカリキュラムは、半日なら知る段階、1日なら自分の業務で試す段階、伴走型なら業務をAIに任せる段階が、受講後の到達点の目安です。段階を上げるのは研修の時間の長さではなく、自分の業務を題材にすることと、研修のあとに業務で使って確かめる仕組みです。

自社のAI研修の形式を選ぶなら、次の3つから始められます。

  1. 今日:受講者を、知る段階でよい人と、業務を任せる段階まで進めたい人に分けて選ぶ
  2. 今週中:任せる段階まで進めたい人について、研修のあとに変えたい業務を1人1つ書き出す
  3. 今週中:その業務の結果を研修のあとに確かめる人を決め、置けるなら伴走型、置けないなら1日の形式で比べる

最後に、社内で自分に問える1問を置きます。御社のAI研修を受けた社員が、研修の1か月後にAIに任せている業務を、受講者ごとに1つずつ挙げられますか。

  • AI研修の到達点は、本記事の整理では知る・試す・任せるの3段階に分かれ、半日・1日・伴走型の順に届く段階が上がります。時間を延ばすだけでは、次の段階には上がりません
  • 半日と1日のカリキュラムは、受講者の業務を題材にするかどうかで、持ち帰るものが変わります。1日の研修では、自分の業務で試した手順を持ち帰れます
  • 業務をAIに任せる段階まで進めるには、回を分けて、回のあいだに業務で使い、結果を確かめる伴走の形が向きます。当社の研修は4回×3時間で、この形をとっています

自社の受講者にどの形式が合うかを相談したい方は、初回無料体験講座(30分・オンライン)で、当社の活用例の紹介と、取り入れ方のご相談を受けられます。

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出典・注記

  • Kirkpatrick Partners「The Kirkpatrick Model」 https://www.kirkpatrickpartners.com/the-kirkpatrick-model/ (2026年10月20日参照)。反応・学習・行動・成果の4段階と、行動の段階の説明による
  • 厚生労働省「人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)のご案内(詳細版)」令和8年8月3日版 https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001731978.pdf (2026年10月20日参照)。事業展開等リスキリング支援コースの基本要件(OFF-JT・実訓練時間数10時間以上)はp.13、OFF-JTの支給要件と10時間の要件はp.18〜19による。ページは資料に印刷された番号
  • 厚生労働省「令和8年8月3日からの変更点について 人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)改正」(LL080803開企01) https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001731966.pdf (2026年10月20日参照)。生成AIの訓練の助成対象と助成対象外の例による
  • 厚生労働省「人材開発支援助成金」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html (2026年10月20日参照)
  • 半日・1日・伴走型の分け方、知る・試す・任せるの3段階、カークパトリックモデルとの対応づけ、各カリキュラム例の時間配分は、本記事の整理です
  • 4回×3時間の本編・回ごとのテーマとゴール・回のあいだの期間は、当社の自社情報です
  • 助成金の対象になるかは、支給申請後の審査で要件を満たした場合に限られます。本記事は2026年10月20日時点で確認した内容です

この記事について

本記事は、法人向けにClaude Codeの研修を提供するDAIJOBUが、AI研修の形式ごとのカリキュラム例と受講後の到達点を、研修評価の枠組みと厚生労働省の公開資料、当社の研修設計に沿って整理したものです。

著者

DAIJOBU株式会社 Claude Code法人研修部 コンテンツ担当 佐藤 雅俊

編集責任者

DAIJOBU株式会社 Claude Code法人研修 事業責任者 石井 雄大

監修

DAIJOBU株式会社 代表取締役 山中 裕貴

公開日

2026年10月27日

最終更新日

2026年10月27日

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