Claude Code がどこの会社のツールかを稟議の前に確かめているなら、開発して提供しているのは、2021年に設立された米国のAI企業 Anthropic(アンソロピック)です。ただし会社で使う場合は、同じ Claude Code でも契約の入口によって、適用される Anthropic の規約と契約の相手が変わります。

この記事の要点は3つ

  1. Claude Code を作って提供しているのは、米国の Anthropic, PBC です。日本の会社が標準の商用規約で契約する相手も、この米国の会社です
  2. 法人で使う前に確かめるのは、データの扱い・契約形態・提供元の安全方針の3点です。3点とも、会社の評判ではなく公式の規約と文書で確かめられます
  3. 確かめた結果は、文書名と版と日付を添えて稟議書に書きます。Anthropic の安全方針は、2026年に入ってから5つの版が出ています

Claude Code を会社で使うかどうかの判断材料をまとめて確かめたい方は、サービス資料(無料・PDF)をダウンロードするからご覧いただけます。

サービス資料をダウンロードする ▶

この記事は Claude Code の法人研修を提供する側から、会社で使う前に提供元について確かめる点を書いたもので、Anthropic の規約の法的な解釈や個別の契約交渉には踏み込みません。

Claude Code で何ができるか、料金の考え方、非エンジニアがつまずく場所は、Claude Codeとは?できること・料金・つまずく壁で扱っています。この記事は、その道具を作っている会社と、会社で契約する前に確かめることに絞ります。

この記事でわかること

  • Claude Code を作っている会社と、その会社の形
  • 「どこの会社」という問いに混ざっている3つの意味
  • 法人で使う前に確かめる3点と、それぞれの確かめ先
  • 個人向けプランと法人向けの契約で、規約がどう分かれるか
  • 提供元の安全方針を、版と日付で押さえる方法
  • 稟議書の提供元の欄の書き方と、この記事で解けないこと

目次

  1. Claude Codeはどこの会社か|米国のAnthropic
  2. 「どこの会社」は3つに分かれる|作る・契約する・教える
  3. Claude Codeの法人利用の確認3点|データ・契約・安全方針
  4. 確認1 データの扱い|どの規約で動くかはプランで決まる
  5. 確認2 契約形態|契約の相手と請求の経路を決める
  6. 確認3 提供元の安全方針|版と日付のある文書で確かめる
  7. 稟議書の提供元の欄|4行で足りる
  8. この記事で解けないこと|規約の解釈・個別契約・動き方
  9. Claude Codeはどこの会社かに関するよくある質問
  10. Claude Codeはどこの会社か|総括表
  11. あわせて読みたい
  12. まとめ|Claude Codeはどこの会社か

Claude Codeはどこの会社か|米国のAnthropic

Claude Code を作って提供しているのは、米国の Anthropic, PBC です。Anthropic は AI の Claude シリーズを開発している会社で、公式サイトでは自社を「AIの安全性と研究の会社」と説明しています。

Claude Code はその製品の1つで、2025年2月24日に限定的な研究プレビューとして公開され、同年5月22日に一般提供が始まりました。チャットの Claude と Claude Code は、同じ会社の別の製品です。

ファクトボックス|Anthropicの会社概要

項目

内容

正式な表記

Anthropic, PBC(規約と Windows 版の署名での表記)

会社の形

Public Benefit Corporation(株主がいる会社でありながら、公益の目的を掲げる米国の会社形態)

設立

2021年

所在地

米国カリフォルニア州サンフランシスコ(プライバシーポリシーに記載の登録住所)

経営

共同創業者の Dario Amodei(CEO)と Daniela Amodei(President・取締役会議長)

日本での拠点

2025年10月に東京オフィスを開設。同社がアジア太平洋で最初に開いた拠点

日本で登記された同名の法人

Anthropic Japan合同会社(国税庁の法人番号公表サイトに掲載。法人番号 6010003047429)

直近の資金調達

2026年5月28日の公式発表で、シリーズHとして650億ドルを調達。調達後の評価額は9,650億ドル

Claude Code の公開

2025年2月24日に研究プレビュー、2025年5月22日に一般提供

出典

Anthropic 公式サイトの会社情報・経営陣・プライバシーポリシー・公式発表、国税庁の法人番号公表サイト(URLは末尾の出典・注記)

最終確認日

2026年9月25日

免責

会社の情報は変わります。契約の前に、公式サイトの最新の表記を確かめてください

取締役の一部を、株主ではない信託が選ぶ会社

Anthropic の会社の形で、もう1つ押さえておきたいのが統治の仕組みです。公式サイトは、Anthropic を公益の目的を掲げる会社とし、その目的を「人類の長期的な利益のために、高度なAIを責任をもって開発し維持すること」と書いています。

取締役会は、株主と「長期利益信託(Long-Term Benefit Trust)」が選ぶ形です。2023年9月の公式発表では、この信託は会社と金銭的な利害関係の無いメンバーで構成され、選べる取締役の割合は時間とともに増え、最終的には過半数になると説明されています。

提供元の方針が、誰の判断で決まる会社なのかを知る手がかりにはなります。ただし、統治の形が自社のデータの扱いを決めるわけではありません。 データの扱いは、後の章で規約から確かめます。

手元の Claude Code の署名にも、会社名が入っている

どこの会社のものかは、手元のPCでも確かめられます。公式ドキュメントによると、Windows 版の Claude Code は「Anthropic, PBC」の名前で署名され、macOS 版は「Anthropic PBC」の名前で署名されたうえで Apple の公証を受けています。

情報システム部門が社内へ配る前に確かめるなら、Windows では PowerShell の Get-AuthenticodeSignature で署名者を表示できます。配る側が署名者の名前を1回確かめておくと、稟議書の「提供元」の欄と、実際に入れるプログラムの会社名が一致していることを示せます。


「どこの会社」は3つに分かれる|作る・契約する・教える

「Claude Code はどこの会社か」という問いには、3つの意味が混ざっています。会社で使うときに答えが割れやすいのは、2つ目の「契約の相手」です。

型A・全体像カード型。「Claude Code はどこの会社か」という問いに混ざる3つの意味を、3枚のカードで横に並べる。要素=①作っている会社「Anthropic, PBC。どの入口から使っても同じ」②契約の相手「入口で変わる。Anthropic と直接結ぶか、クラウド事業者を通すか」③使い方を教える会社「研修会社・導入支援の会社。Anthropic とは別の会社」。②のカードを青で強く、①③は淡青。タイトルの結論の語を黄マーカー。結論=Claude Code を作っている会社は1つでも、契約の相手と使い方を教える会社は、導入の形で変わります。

Claude Code を作っている会社は1つでも、契約の相手と使い方を教える会社は、導入の形で変わります。

① 作っている会社は、どの入口でも Anthropic

Claude Code を作っているのは、どの入口から使っても Anthropic です。Anthropic のアカウントで使う場合も、クラウド事業者のサービス経由で使う場合も、動いているのは同じ Anthropic の製品です。

② 契約の相手は、入口で変わる

契約の相手は、どの入口から使うかで変わります。Anthropic と直接契約する場合、標準の商用規約(2025年6月17日発効版)は、相手を「欧州経済領域・スイス・英国の顧客には Anthropic Ireland, Limited、それ以外の顧客には Anthropic, PBC」と定めています。日本の会社が標準の商用規約で契約するなら、相手は米国の Anthropic, PBC です。

迷いやすいのが、2025年10月に開いた東京オフィスとの関係です。国税庁の法人番号公表サイトには Anthropic Japan合同会社 が載っていますが、標準の商用規約が契約の相手に定めているのは Anthropic, PBC で、この会社の名前は規約に出てきません。東京に拠点があることと、規約上の契約の相手は、分けて確かめてください。

一方、Amazon Bedrock などのクラウド事業者を通して使う場合は、請求がクラウド事業者を経由します。入口ごとの違いは「確認2」の章で並べます。

③ 使い方を教える会社は、Anthropic とは別の会社

Claude Code の研修や導入支援を提供している会社は、Anthropic とは別の会社です。この記事を書いている DAIJOBU もここにあたり、Claude Code の開発や提供はしていません。

研修会社や導入支援の会社と結ぶ研修や支援の契約は、Claude Code そのものの利用契約とは別物です。稟議書でも2つを別の行に分けて書くと、決裁する人が取り違えません。


Claude Codeの法人利用の確認3点|データ・契約・安全方針

Claude Code を法人で使う前に、提供元について確かめることは3点に絞れます。データの扱い・契約形態・提供元の安全方針です。この3点は、稟議で提供元について聞かれることを当社が整理したもので、Anthropic の公式の分類ではありません。

当社の研修の商談でよく聞かれることの筆頭はセキュリティで、その中に機密が外へ送られることへの心配が入っています。そのため、データの扱いを最初に置き、残りの2点は、稟議書の提供元の欄に書く順に並べています。

確認点

なぜ要るか

該当しない例

① データの扱い

入力が学習に使われるかどうかは、使うプランで決まるため

「有料プランだから学習されない」と、プラン名を確かめずに判断する

② 契約形態

契約の相手と請求の経路が、使う入口で変わるため

研修会社との契約書だけを見て、Claude Code の利用契約を確かめない

③ 提供元の安全方針

方針は改定されるため、どの版を見て判断したかを残す必要があるため

「安全性を重視する会社」という評判や紹介記事を根拠にする

型D・フロー型。Claude Code を法人で使う前の確認3点を、左から右へ3つの箱で並べ、最後に稟議書へ残す箱を置く。要素=①データの扱い「どの規約で動くか」→②契約形態「誰に、どこを通して払うか」→③提供元の安全方針「どの版の方針を見たか」→出口「稟議書の提供元の欄に、会社名・規約名・版と日付を書く」。淡青のフィールドに白い箱を並べ、出口の箱を青で塗る。結論=確認3点の答えは、どれも公式の文書で確かめ、版と日付を添えて稟議書に残します。

確認3点の答えは、どれも公式の文書で確かめ、版と日付を添えて稟議書に残します。


確認1 データの扱い|どの規約で動くかはプランで決まる

Claude Code に入力したデータの扱いは、製品の名前ではなく、どのプランで使うかで決まります。Anthropic は規約を、個人向け(Free・Pro・Max)と商用(Team・Enterprise・API など)の2つに分けているからです。

商用のほうについて、Claude Code の公式ドキュメントは、商用条件の下で Claude Code に送られたコードやプロンプトを生成モデルの学習に使わないと書いています。同じ文には、顧客がモデル改善のためにデータを提供することを選んだ場合は除く、というただし書きがあり、Development Partner Program が例に挙がっています。

個人向けの Free・Pro・Max では、Claude Code から送ったデータを学習に使うかどうかを本人が選び、個人向けの規約(2025年10月8日発効版)はオフにしてもフィードバックと安全上の確認の対象は学習に使うと定めています。

型B・対比型。同じ Claude Code を、個人向けプランで使う場合と法人向けの契約で使う場合を左右に並べる。要素=左「個人向けプラン(Free・Pro・Max)」①適用される規約=個人向けの規約 ②学習の扱い=許可するかどうかを本人が選ぶ ③オフでも学習に使われる場合=フィードバックを送ったとき・安全上の確認の対象になったとき。右「法人向けの契約(Team・Enterprise・API など)」①適用される規約=商用規約 ②学習の扱い=学習に使わない ③ただし書き=顧客が選んでデータを提供した場合は除く。右側を青で強く、左は淡青。中央に「製品は同じ」の縦帯。結論=同じ Claude Code でも、どのプランで使うかで、適用される規約とデータの扱いが変わります。

同じ Claude Code でも、どのプランで使うかで、適用される規約とデータの扱いが変わります。

会社のお金で Pro を契約しても、規約は個人向け

迷いやすいのは、会社の経費で個人向けプランを契約する場合です。個人向けの規約は、商用規約の範囲について、個人か法人かを問わず、個人向けに提供する Claude の Web 版と Claude Pro の利用は含まないと断っています。法人が契約しても、Pro を使うなら適用されるのは個人向けの規約です。

また、Anthropic に直接つないで使う場合、/feedback などで送った会話の写しは、プランとは別に5年間保持されます。学習の設定の切り替え方や、フィードバックの送信を組織で止める方法は、Claudeで個人情報はどう扱われる?|学習・保存・共有の3経路と設定で扱っています。

学習以外の論点、たとえば保存期間や利用状況の見え方と、提供元に聞く確認質問のリストは、Claude Codeのセキュリティは大丈夫?企業導入の不安と、事故を防ぐ設計にまとめています。稟議書のこの欄に書くのは、「使うプランの名前」と「適用される規約の名前と発効日」の2つで足ります。


確認2 契約形態|契約の相手と請求の経路を決める

Claude Code の契約形態は、Anthropic と直接結ぶか、クラウド事業者を通すかで分かれます。 Claude Code の公式ドキュメントも「組織は Anthropic を通じて直接、またはクラウドプロバイダーを通じて Claude Code をデプロイできます」と書いています。

入口

請求の経路

Web の Claude も含むか

公式ドキュメントが挙げる向き先

Claude for Teams・Enterprise

Anthropic と直接

含む

ほとんどの組織(推奨)

Anthropic Console(API)

Anthropic と直接・従量課金

含まない

個別の開発者

Amazon Bedrock

AWS 経由

含まない

AWS で運用している会社

Claude Platform on AWS

AWS Marketplace 経由

含まない

AWS の請求で Claude API の機能を使いたい会社

Google Cloud の Agent Platform(旧 Vertex AI)

Google Cloud 経由

含まない

Google Cloud で運用している会社

Microsoft Foundry

Azure 経由

含まない

Azure で運用している会社

(出典=Claude Code 公式ドキュメント「エンタープライズデプロイメント概要」の比較表。2026年9月25日参照)

Anthropic と直接結ぶなら、準拠法まで1行で押さえる

Anthropic と直接契約する場合、標準の商用規約は、欧州経済領域・スイス・英国以外の顧客について、準拠法を米国カリフォルニア州の法律と定めています。日本の会社にとっては、契約の相手も準拠法も米国側になるということです。

法務の確認が要る会社は、契約の相手と準拠法の2つを稟議の前に法務へ渡しておくと、確認する範囲が先に決まります。個別に契約書を結ぶ場合は、その契約書の記載もあわせて確かめてください。

クラウド経由なら、請求と管理が既存のクラウドに乗る

クラウド事業者を通す場合は、請求と費用の管理がそのクラウドの仕組みに乗ります。公式の比較表では、費用の追跡先が AWS Cost Explorer・GCP Billing・Azure Cost Management と並んでいます。公式ドキュメントは Claude Platform on AWS を、AWS Marketplace で請求する、Anthropic が運営する Claude API と説明しています。

データの扱いについては、Claude Code の公式ドキュメントがクラウド事業者経由の利用も「商用ユーザー」に入れており、学習に使わない側に数えています。どの規約が適用されるかは、使うクラウド事業者の契約とあわせて確かめてください。

稟議書のこの欄に書くのは、「入口の名前」「契約の相手」「請求の経路」の3つです。すでに会社で使っているクラウドがあるなら、その請求に乗せられるかを経理と確かめておくと、支払い方法の議論を先に片付けられます。


確認3 提供元の安全方針|版と日付のある文書で確かめる

Claude Code の提供元の安全方針は、評判や紹介記事ではなく、Anthropic が公開している文書で確かめます。見る文書は、モデルのリスクへの備えを定めた方針と、情報管理の認証の一覧の2種類です。

責任あるスケーリング方針は、版と発効日で押さえる

Anthropic は、より能力の高いAIモデルに伴うリスクへの備えを「責任あるスケーリング方針(Responsible Scaling Policy)」として公開しています。公式ページは、この方針を運用から学んで変えていく文書と位置づけ、変更をページと方針の変更履歴に記録するとしています。

公式ページの版の一覧では、2026年2月24日発効の3.0から7月8日発効の3.4まで、2026年だけで5つの版が並んでいます(2026年9月25日参照)。版の数は改定の回数を示すだけで、3.0が全面的な書き直しと説明されているように、中身の変わり方の大きさまでは分かりません。それでも、稟議書に「3.4・2026年7月8日発効」と書いておけば、次に読む人が同じ文書を開けます。

この方針が扱うのは、AIモデルそのものが引き起こしうる重大なリスクへの備えです。自社の入力データの扱いを定めた文書ではないので、データの扱いは確認1の規約で確かめます。

認証の一覧は、商用製品についての説明として読む

情報の管理については、Anthropic のプライバシーセンターが、次の認証と対応を挙げています(2026年3月16日付の記事)。

  • SOC 2 Type I・Type II
  • ISO 27001:2022(情報セキュリティマネジメント)
  • ISO/IEC 42001:2023(AIマネジメントシステム)
  • HIPAA に対応できる構成(BAA を結べる)

同じ記事の冒頭には、この記事は Claude for Work や Anthropic API などの商用製品についてのもので、Free・Pro・Max とそのアカウントで使う Claude Code については別の記事を見るように、と書かれています。認証の一覧は商用製品についての説明で、個人向けプランにそのまま当てはめるものではありません。 報告書そのものは、同じ記事が案内している Trust Portal(trust.anthropic.com)から依頼できます。

DAIJOBU でも、研修や商談で出た質問への回答をまとめる社内の資料では、Anthropic のプラン・料金・規約は変わるものとして扱い、数字を書き写さずに公式ページをその都度確かめる決まりにしています。この記事の数字にすべて参照日を付けているのも、同じ理由です。

提供元の文書では、自社側の守りは決まらない

提供元の方針と認証で確かめられるのは、Anthropic の側の守りまでです。Claude Code を動かす自社の端末、Claude Code の設定、運用ルール、使う人の判断は、どの文書を読んでも自社で決めることになります。

型C・帯構造型。Claude Code を会社で使うときの守りを、上下2段の帯に分ける。要素=上段「提供元が決める範囲|Anthropic の公開文書で確かめる」=提供するサービスの運用と、AIモデルのリスクへの備え。下段「自社が決める範囲|自社で設計する」=端末・Claude Code の設定・運用ルール・人の4層。各段の左に白抜きラベル、右に説明枠。下段を青で強く。結論=提供元の文書で確かめられるのは Anthropic の側の守りまでで、端末・設定・運用ルール・人の4層は自社で決めます。

提供元の文書で確かめられるのは Anthropic の側の守りまでで、端末・設定・運用ルール・人の4層は自社で決めます。

4層それぞれで何を決めるかは、Claude Codeのセキュリティは大丈夫?企業導入の不安と、事故を防ぐ設計で扱っています。


稟議書の提供元の欄|4行で足りる

Claude Code の稟議書では、提供元についての欄を、確認3点の答えに会社名を足した4行で書けます。並び順は、この記事の確認3点と同じです。

行

書くこと

書き方の例(2026年9月25日時点の表記)

① 提供元

会社名と所在地

Anthropic, PBC(米国カリフォルニア州サンフランシスコ)

② データの扱い

使うプランと、適用される規約の名前・発効日

Team プラン/商用規約(2025年6月17日発効)

③ 契約形態

入口・契約の相手・請求の経路・準拠法

Anthropic と直接契約/相手は Anthropic, PBC/カリフォルニア州法

④ 安全方針

見た文書の名前・版・参照日

責任あるスケーリング方針 3.4(2026年7月8日発効)/認証の一覧(2026年9月25日参照)

決裁が合議で進む会社への材料の渡し方と、社内で使う範囲(触れてよい範囲・権限・確認する人・再検討の条件)の書き方は、Claude Codeの企業導入|稟議から定着までの4ステップで扱っています。この記事の4行は、その稟議書の中の提供元の欄にあたります。

提供元の欄を4行で揃えておくと、合議の場で出る問いに同じ紙で答えられます。

Claude Code の研修も含めて社内での進め方を検討している方は、サービス資料(無料・PDF)をダウンロードするで研修の概要をご確認いただけます。

サービス資料をダウンロードする ▶


この記事で解けないこと|規約の解釈・個別契約・動き方

Claude Code の提供元を確かめる手順には、この記事では答えを出せない部分があります。確認3点で集めた情報を、次の2つの場面では専門の窓口に渡してください。

  • 規約の法的な解釈:準拠法が米国の州法であることが自社にとって何を意味するか、日本の法令との関係をどう整理するかは、法務や専門家の判断です
  • 個別の契約の中身:Enterprise などで個別に結ぶ契約や、クラウド事業者との契約の中身は、それぞれの契約書と窓口で確かめます

Claude Code が指示を受けてから作業を終えるまでにどう動くかも、この記事では扱っていません。動き方の段階と、人が確認を入れる場所の決め方は、Claude Codeの仕組みとは|指示が作業になるまでの4つの段階で確かめられます。


Claude Codeはどこの会社かに関するよくある質問

Q. 日本法人と契約できますか

A. 標準の商用規約では、日本の会社の契約の相手は米国の Anthropic, PBC です。 国税庁の法人番号公表サイトには Anthropic Japan合同会社 が載っていますが、標準の商用規約にその名前は出てきません。個別の契約で相手が変わるかどうかは、Anthropic の営業窓口に確かめてください。

Q. Claude Code は Amazon や Google の製品ですか

A. Claude Code は Amazon や Google の製品ではなく、Anthropic の製品です。 Amazon は Anthropic に出資していますが、2024年11月の公式発表では少数株主の立場と説明されています。Amazon Bedrock や Google Cloud は、Claude Code を使うための入口の1つです。

Q. Anthropic の規約が変わったことには、どう気づけばよいですか

A. 規約とプライバシーポリシーは、ページ冒頭の発効日で変更が分かります。 商用規約は、更新が掲載か通知から30日後に効力を持ち、法令の変更に応じた更新は即時に効力を持つと定めています。プライバシーポリシーは、重要な変更を必要に応じて通知し、発効日を更新するとしています。

通知を受ける管理者の宛先を決めておき、年1回の見比べはその補助にします。稟議書に書いた発効日と公式ページの発効日を、年度の初めなど決めた時期に見比べてください。


Claude Codeはどこの会社か|総括表

論点

押さえるところ

作っている会社

米国の Anthropic, PBC。2021年設立

「どこの会社」の3つの意味

作る会社・契約の相手・使い方を教える会社

確認1 データの扱い

個人向けプランは個人向けの規約、Team・Enterprise・API などは商用規約で動く

確認2 契約形態

Anthropic と直接か、クラウド事業者経由か。直接なら標準の相手は Anthropic, PBC

確認3 提供元の安全方針

責任あるスケーリング方針は版と発効日で、認証は商用製品の説明として読む

稟議書の提供元の欄

会社名・データの扱い・契約形態・安全方針の4行

自社で決めること

端末・Claude Code の設定・運用ルール・人の4層


あわせて読みたい

関連記事Claude Codeとは?できること・料金・つまずく壁記事を読む ▶ 関連記事Claude Codeのセキュリティは大丈夫?企業導入の不安と、事故を防ぐ設計記事を読む ▶ 関連記事Claude Codeの企業導入|稟議から定着までの4ステップ記事を読む ▶


まとめ|Claude Codeはどこの会社か

Claude Code は米国の Anthropic, PBC が作っている道具ですが、会社で使うときの答えは会社名だけでは終わりません。どのプランの規約で動き、誰と契約し、どの版の方針を見たかまで書いて、はじめて稟議で使える答えになります。

今日から動かすなら、この3つです。

  1. 今日、10分:使う予定のプラン名を決め、商用規約と個人向けの規約のどちらが当たるかを確かめる
  2. 今週中、30分:入口を決め、契約の相手と準拠法を法務へ、請求の経路を経理へ渡す
  3. 来週、30分:責任あるスケーリング方針の現行の版と認証の一覧を開き、稟議書の提供元の欄を4行で埋める

4行は、最初は空欄が残ってもかまいません。空欄の場所が分かれば、誰に聞けばよいかも決まります。

最後に、自分に1つだけ問いを立ててみてください。御社の稟議書の提供元の欄に、会社名と、規約の名前・版・日付まで書けていますか。

要点を再掲します。

  • Claude Code を作って提供しているのは、米国の Anthropic, PBC です。日本の会社が標準の商用規約で契約する相手も、この米国の会社です
  • 法人で使う前に確かめるのは、データの扱い・契約形態・提供元の安全方針の3点です。3点とも、会社の評判ではなく公式の規約と文書で確かめられます
  • 確かめた結果は、文書名と版と日付を添えて稟議書に書きます。Anthropic の安全方針は、2026年に入ってから5つの版が出ています

提供元の確認が済んだら、社員への研修の進め方をサービス資料(無料・PDF)をダウンロードするで確かめられます。

サービス資料をダウンロードする ▶

自社の業務を1つ持ち込んで、Claude Code の動きを確かめてから決めたい方は初回無料体験講座(30分・オンライン)を申し込むもご利用ください。

無料体験講座を申し込む ▶


出典・注記

  • Anthropic「Company」 https://www.anthropic.com/company 、「Leadership」 https://www.anthropic.com/company/leadership (いずれも2026年9月25日参照)。会社の形(Public Benefit Corporation)と目的、取締役会を株主と長期利益信託が選ぶこと、共同創業者2名の役職による
  • 設立年は、Anthropic 公式イベントページ末尾の会社紹介「Founded in 2021」による https://www.anthropic.com/events/builder-summit-bengaluru (2026年9月25日参照)
  • Anthropic「Privacy Policy」Effective September 10, 2026 https://www.anthropic.com/legal/privacy (2026年9月25日参照)。サンフランシスコの登録住所と、法人向けの顧客のデータには顧客との契約が適用されること、重要な変更の通知による
  • Anthropic「The Long-Term Benefit Trust」2023年9月19日 https://www.anthropic.com/news/the-long-term-benefit-trust
  • Anthropic「Anthropic opens Tokyo office」2025年10月29日 https://www.anthropic.com/news/opening-our-tokyo-office
  • 国税庁 法人番号公表サイト「Anthropic Japan合同会社」法人番号 6010003047429 https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/henkorireki-johoto.html?selHouzinNo=6010003047429 (2026年9月25日参照)。日本で登記された同名の法人の名称による
  • Anthropic「Anthropic raises $65B Series H at $965B valuation」2026年5月28日 https://www.anthropic.com/news/series-h 。金額はドル建ての発表値で、円に換算していません
  • Anthropic「Powering the next generation of AI development with AWS」2024年11月22日 https://www.anthropic.com/news/anthropic-amazon-trainium
  • Anthropic「Claude 3.7 Sonnet and Claude Code」2025年2月24日 https://www.anthropic.com/news/claude-3-7-sonnet 、「Introducing Claude 4」2025年5月22日 https://www.anthropic.com/news/claude-4
  • Anthropic「Commercial Terms of Service」Effective June 17, 2025 https://www.anthropic.com/legal/commercial-terms 、「Consumer Terms of Service」Effective October 8, 2025 https://www.anthropic.com/legal/consumer-terms (いずれも2026年9月25日参照)。契約の相手・学習・準拠法・適用範囲・更新の効力の記述による
  • Claude Code 公式ドキュメント「データ使用」 https://code.claude.com/docs/ja/data-usage 、「高度なセットアップ」 https://code.claude.com/docs/ja/setup 、「エンタープライズデプロイメント概要」 https://code.claude.com/docs/ja/third-party-integrations 、「AWS 上の Claude Platform での Claude Code」 https://code.claude.com/docs/ja/claude-platform-on-aws (いずれも2026年9月25日参照)。学習と保持期間、配布物の署名、入口ごとの請求の経路、Claude Platform on AWS の説明による
  • Anthropic「Responsible Scaling Policy」 https://www.anthropic.com/responsible-scaling-policy (2026年9月25日参照)。版の一覧と発効日、3.0が全面的な書き直しであることによる
  • Anthropic Privacy Center「What Certifications has Anthropic obtained?」2026年3月16日 https://privacy.claude.com/en/articles/10015870-what-certifications-has-anthropic-obtained (2026年9月25日参照)。同記事は商用製品についての説明です
  • 「作る会社・契約の相手・使い方を教える会社」の3つの意味と、データの扱い・契約形態・提供元の安全方針の確認3点、稟議書の4行は本記事の整理で、Anthropic の公式の分類ではありません
  • 研修や商談でよく聞かれることの筆頭がセキュリティであること、自社で決める守りを端末・Claude Code の設定・運用ルール・人の4層に分けて商談で説明していること(当社の4層防御)、回答の資料に Anthropic のプラン・料金・規約の数字を書き写さない運用は、当社の自社情報です。個々の企業名・人名は記載していません
  • 本記事は規約の法的な解釈を示すものではありません。契約の前に、各社の最新の規約と契約書、自社の法務でご確認ください

この記事について

DAIJOBUは、ソフトウェアテスト・品質保証と脆弱性診断を本業としながら、法人向けにClaude Code研修を提供している会社です。Claude Code の開発元・提供元ではありません。本記事は、Claude Code を会社で使う前に提供元について確かめる点を、Anthropic の公式文書で確認できる内容と当社の運用を分けて書いたものです。

著者

DAIJOBU株式会社 Claude Code法人研修部 コンテンツ担当 佐藤 雅俊

編集責任者

DAIJOBU株式会社 Claude Code法人研修 事業責任者 石井 雄大

監修

DAIJOBU株式会社 代表取締役 山中 裕貴

公開日

2026年10月2日

最終更新日

2026年10月2日